NO.354 4月22日【水】=地震列島②=

おはようございます。

なぜ日本には地震が頻発するのかという疑問に対し、日本列島を取り囲む4つのプレート(岩盤)とその境界に位置する日本海溝、南海トラフなどの存在と、そこでプレート同士がぶつかり、沈み込むことによって強い力が蓄積され、これが地震、特に海溝型地震の発生メカニズムであるということを昨日はお話ししました。3.11の東日本大震災も、そして一昨日の北海道・三陸沖地震も、この海溝型地震に分類され、特に大型の地震になりやすい特徴を持っています。そして、3.11のような海溝型の大型地震が発生すると、日本列島が乗っている陸側のプレートが、沈み込む海側のプレートにはね上げられ、さまざまなひずみが生じます。海溝型大地震の発生後に、陸側プレート内部の岩盤の弱い部分が、このひずみを解消しようとして割れたり、さらにズレることで起こるのが内陸型の地震といわれています。今回もしばらくは余震を含む地震が発生しやすくなって、後発地震注意報が発表されているのは、こうした理由があります。

特に内陸型地震は、日本列島に2000以上も存在するといわれている活断層が、そのひずみの場所であり、この活動が刺激されることで、地震が起こ地やすくなっているといいます。今回の後発地震注意報は、北海道から千葉県まで広い範囲で発令されており、三陸沖で発生した海溝型地震が、関東の千葉県までその影響を及ぼす可能性があるということなのです。内陸型地震は、海溝型地震に比べてその規模を示すマグニチュードは比較的小さくても、内陸部、つまり私たちの生活圏の直下で起こるため、時としてその災害規模は甚大になることがあります。阪神淡路大震災は、まさに都市の直下で起こった内陸型地震で、死傷者は5万人を超え、25万棟以上の家屋が被害を受けました。地震の規模を表すマグニチュードは7.3であったと言いますから、今回の三陸沖の7.7、東日本大震災の9.0に比べれば小さく感じますが、内陸型の都市直下型地震の恐ろしさは、海溝型の地震とは全く違うということを認識しなければなりません。

そして今日の本題は南海トラフ巨大地震ですが、プレートの境界である南海トラフに起こる海溝型の大地震は、これまでおよそ100年おきに発生していることが記録されており、その最後が1944年の昭和東南海地震と1946年の昭和南海地震となっています。南海トラフでは、東から静岡沖の東海地震、愛知沖の東南海地震、そして四国沖の南海地震という3つの部分で構成されていますが、次回は約300年に一度の頻度で、この三地震が連動するタイミングに当たるそうです。さらに宮崎県沖の日向灘の震源域が加わると四連動地震になる可能性もあるといいます。その結果、マグニチュード9.1クラスの巨大地震になるという推測もあります。

内閣府の被害想定では、九州から関東まで広い範囲に震度6を超える大揺れをもたらし、10県にわたり震度7となる地域が広がります。死者・行方不明者の総数は32万人、全壊する建物が238万棟、津波による浸水面積が1000平方キロメートルに及ぶと言いますから、3.11の被害規模よりもさらに1ケタ大きい巨大災害になる可能性が見込まているといいます。そしてその被害域は、日本経済の中核を担う太平洋ベルト地帯を直撃することになるため、被害総額は220兆円、さらに地震後20年間の経済損失は最大1410兆円と予測されているそうです。まさに日本はその経済から沈没するシナリオが見えてきます。

2030年代に発生が危ぶまれている南海トラフ巨大地震ですが、多くの学者が過去の記録を分析しさまざまなシミュレーションから2030年~2040年には確実に起きると予測しています。記録では、1707年、1854年、そして1946年と約100~150年おきに規則正しく南海トラフ地震が発生しており、この履歴を考えれば、次の巨大地震が、多少の時期のずれはあっても「パス」することは絶対にないといいます。いま私たちにできることは、来るべき災害に対し、とにかく備えを怠らないこと、もし起こっても、準備を怠らなければ被害を最小限に食い止めることは必ずできるはずです。「備えよ常に」が唯一最大の対策であることを心にとめておきましょう。

今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。

よろしくお願いします。

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