おはようございます。
昨日も三陸沖でマグニチュード7.7という大型の地震が起きました。震源は岩手県沖の深さ19キロの地点とされ、北海道から千葉までの太平洋沿岸の広い地域で、津波警報と注意報が発令されました。今回の地震で一部地域では新幹線の運行も中断され、多くの乗客が主要駅で足止めされる事態となりました。その後さらに大規模な地震が発生する可能性を検討して、気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表するに至り、今後しばらくのあいだマグニチュード8クラスの大地震が平常時に比べて10倍高い確率で発生する恐れがあるため、引き続き十分な注意が必要としています。
地震列島ともいわれる日本には、なぜこれほどまでに地震が頻発するのでしょうか。日本列島の地下には、4枚のプレート(岩盤)があります。太平洋側には海のプレートである太平洋プレートとフィリピン海プレートが、また日本海側には陸のプレートである北米プレートとユーラシアプレートが位置しています。海のプレートは陸のプレートの下に沈みこんでおり、その境界には深い溝状の地形があります。その中でも、一般的に水深が6000メートルよりも深く急峻な地形を海溝、それよりも浅く幅広い地形をトラフと呼んでいます。具体的には太平洋プレートと北米プレートの境界にある日本海溝、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界にある南海トラフ、そして富士山を頂点に、その二つを結ぶように位置する相模トラフ、駿河トラフがそれにあたります。
このプレートの境界でしばしば大きな地震が発生し、大津波を伴うこともあります。特にプレートの沈み込みによって発生する地震は、海溝型地震と呼ばれ、2011年の東日本大震災の原因となったメカニズムです。昨日の三陸沖の地震もこのタイプと考えられ、太平洋プレートが陸の北米プレートの下に沈み込むことで、陸のプレートには押される力が強くかかっていました。その力関係が臨界点に達したとき、プレート間の固着域が破壊され、一気に解放された力で海底が隆起し、大地震の発生、さらに津波の発生となったと考えられています。
東日本大震災の時には、陸側のプレートの先端が跳ね返って海側に引き延ばされた結果、日本列島の海岸線は最大5.3メートルも太平洋側に移動したそうです。結果として日本の陸地面積も0.9平方メートルほど拡大しています。また海岸沿いの地盤は最大1.14メートル沈降し、陸のプレートの先端で生じたひずみを解消しようとして、内部の岩盤の弱い部分が割れ、その後に内陸地震がつづいたといいます。今後も数十年は、このペースで内陸地震が続くと予想されており、まだまだ3.11は終わっていないということです。
同じメカニズムで、さらに心配なのはユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界にあたる、南海トラフです。東海から西日本の太平洋側に位置する南海トラフは、約100年おきに海溝型の巨大地震が発生している場所として知られています。首都圏にも影響が及ぶ南海トラフ巨大地震については、明日続きをお話しましょう。
今日も一日頑張ってゆきましょう。
よろしくお願いします。

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