おはようございます。
先月発生した台風6号が、日本列島を縦断する形で、昨日沖縄奄美地方を通過し、現在四国から西日本を暴風域に巻き込みながら、明日には東海から関東に最接近するとの予報です。中心気圧が975ヘクトパスカル、瞬間最大風速40メートルという強い勢力を保ったまま、時速25キロというゆっくりとした速度で北東に進んでいるといいます。例年より早いペースで大型の台風が日本列島に強い雨風をもたらしていますが、こうした暴風雨は台風の進行方向の右側、多くの場合は東側で強くなりやすいといわれています。今回のように日本に接近する台風は、北東方向に進行することが多く、その右側となると南東側ということになります。その理由は台風の渦が左巻き(反時計回り)であることに起因しています。台風の右側では、台風の速度と渦の回る速度が合わさり、より強い風になることは想像に易いと思います。
そこで今日の疑問です。ではなぜ台風は左巻きなのかという疑問ですが、これはお風呂や流し台の水が排水口で渦を巻くのと同じ原理です。専門用語でいえば「コリオリの力」とも呼ばれています。コリオリの力は、地球の自転運動によって発生する力で、私たちの日本がある北半球と、オセアニア諸国などの南半球では方向が逆になることが知られています。地球の自転は、西から東に進みます。太陽や月が東から昇って西に沈むように見えるのは、まさに私たちの立っている地面が西から東へすごいスピードで動いているからです。地球は一周すると4万キロ(赤道上)ですから、これを1日24時間で1周していますので、時速約1700キロメートル(秒速460メートル)で地面は移動していることになります。
地表にいる私たちは、そのスピードを体感できませんが、それは電車に乗っているときの車内の感覚と同じで、慣性の法則が働いているからです。そして慣性の法則によって発生しているのが地球の自転によるコリオリの力です。台風の中心は低気圧です。気圧の低い台風の中心、つまり台風の目に向ってまわりから吹き込む強い風をつくります。この風が地球の自転によって生まれるコリオリの力によって左巻きの渦になるということです。
すぐにイメージが浮かびにくいと思いますが、地球の自転スピードは赤道では時速1700キロメートルと言いました。しかし地球は球形であり、緯度が高くなるほどその速度は小さくなります。北極点では移動せずにただその地点で回っているだけです。台風から見れば、台風の南側と北側では地点による移動スピードが違うことになり、南側の空気はより速く動き、北側は比較的遅い動きになります。これを台風の中心から見ると南では東向きに流れ、北側は速度が遅い分相対的に逆の西向きに流れているようになります。南側が東向き、北側が西向きに流れれば、反時計回りの渦になるということになります。これが台風の風が左巻きになる原理です。もちろん南半球では、これが逆になり時計回りの渦になります。
台風は、時に大きな災害をもたらす自然の脅威ですが、地球という私たちの暮らす大地、そして宇宙という広大な空間において、何十億年もの長い営みのなかで現在の環境を作り上げてきたひとつの要因としての気象現象にすぎず、その変化に日々翻弄されている私たち人間がいかにちっぽけな存在であるかということを改めて認識されられますね。
今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。
よろしくお願いします。

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