おはようございます。
私たちが毎日お世話になっているサステナが、牛乳を原料としていることはご存じの通りですが、牛乳と並んで卵もまた人間が健康で豊かな食生活を送ることを可能にした最高の食品と言われています。どちらも子牛やひなの命を一定の期間、それだけで育み成長させる力を持っていることから、完全栄養食品とも称されています。牛乳はほ乳類である牛が、卵は鳥類であるニワトリが生産しています。いずれも私たちの食卓には、ほぼ毎日のように登場し、世界中人々の食生活、食文化を支えていると言っても過言ではありません。牛乳はチーズやバター、ヨーグルトなどさまざまな乳製品に加工され、また飲料や多くの料理においても素材として活用されています。卵も同様で、卵を使用した料理はもちろん、多くの加工食品に卵黄、あるいは卵白といった成分ごとに素材として幅広い食品に使用されています。
どちらも完全栄養食品と呼ばれている牛乳と卵ですが、それ以外にも実は意外な共通点があるといいます。まず第一に、どちらも生きた動物が生産しているということです。牛乳を飲むため牛を殺す必要はなく、ニワトリは卵を産んだあとも何事もなく生きつづけています。一部の菜食主義者にとっては、そのことが牛乳または卵を食べる理由にもなっています。牛あるいはニワトリが、その生産工場の役割を果たしており、非常に効率のよい生産のステムと言えます。
次に、牛乳と卵、それらを加工して食べることに制約をもうけた宗教がないということです。むしろすべての宗教が牛乳を奨励するほどです。ところが肉に制約をもうける宗教は多く、イスラム教やユダヤ教は豚肉を、ヒンズー教は牛肉を食べることを禁じています。例外は羊肉くらいですが、それでもイスラム教はハラール(食べることを許すもの)をもうけています。仏教の教えから日本でも、奈良時代以降明治初期まで牛やニワトリを殺すことを禁じていたといいます。命と食、食物連鎖をどのように考えるか、非常に哲学的で興味深いテーマでもあります。
そして、第三の共通点は、子孫の継続に関係しているということです。哺乳類は母乳で子を育て、鳥類は卵の栄養を使ってひなになります。牛乳や卵に成長や発生に必要な栄養が含まれていなければ子孫の存続など不可能なのです。これらのことから完全栄養食品といわれていることは、上記にも述べた通りです。
そしてもう一つ、これはあまり好ましくない共通点ですが、どちらも現代病とも言われるアレルギーの原因物質として、食べるのを避けなければならない人たちが一定数存在しているということです。牛乳も卵も食物アレルギーの代名詞とも言えるくらい、現代人、特に子供たちの間で牛乳あるいは卵アレルギーを持つ割合が増えていることは、大変に憂慮すべきことであると考えます。アレルギーの発症メカニズムはかなり解明されつつありますが、なぜアレルギーになるのか、どうすればそれを防げるのか、本当の原因とその防止策はまだまだ分からないことのほうが多いというのが現状です。
私たちの食の歴史からすると、牛乳と卵の歴史は意外に新しいと言えます。過去においては自然からの入手が容易でなく、量も少なかったのです。人間が知恵をしぼって家畜として飼育し、さらに改良を重ねた結果、いまの乳牛は祖先の10倍の牛乳を生産し、ニワトリは野生の50倍のタマゴを産むようになったと言います。このことによって今日のように私たちは、牛乳も卵も日常的に食べられるようになったのです。まさに牛乳と卵は人間の知恵と努力の産物なのです。しかし、その一方で、私たちは本来の牛、あるいはニワトリの生態とはかけ離れた環境で、品種改良という名の下に、まったく異なる生物を生み出してしまったのかも知れません。人間の知恵と努力の産物と書きましたが、結果としてそれは浅はかで独りよがりなものであったことは否定できないのです。
食物アレルギー問題も、そういった私たち人間の独善的な驕りに対する自然からの警告なのかも知れません。私たちのサステナも牛たちがいてくれての製品です。乳牛たちが健やかに過ごせる環境でこそ、サステナの恵みが生み出されていることに思いを馳せながら、日々感謝とともに頂きたいと思います。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

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