NO.243 9月3日【水】 =長生きするミルクの飲み方=

おはようございます。
本日のテーマは、高齢者医療の専門家である和田秀樹医師が、健康寿命を延ばしたい高齢者こそ積極的に牛乳を飲むべきだと指摘する同氏の著書『医師が教える長生きする牛乳の飲み方 たんぱく質をおいしくとって健康寿命をのばす!』(アスコム)で述べておられる内容を、一部抜粋してまとめたものです。乳製品に対する誤解、特にコレステロールに対する偏見を正してくれる、大変興味深い内容ですので、ぜひ本編も読まれることをお勧めします。

コレステロール値が上がるから牛乳は危険というのはウソであると、和田医師は断言します。血糖値、血圧、コレステロール値、どの数値も年を重ねれば重ねるほど高くなりがちですが、できれば低く抑えたほうがいいと思っていませんか?そして数値を気にするあまりに、あれも食べないほうがいい、好きだけど少しだけにする……と自分の体のためだと思って、我慢している人も多いのではないでしょうか。でも我慢を続ける人生は果たして本当に正しいといえるのか。またその人生は充実しているといえるのでしょうか。

特に、生活習慣病や心・脳血管系の病気のリスクが心配で、コレステロール値の検査結果に一喜一憂している人がかなり多くいる印象を受けます。動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など、病名が並んだだけでも嫌な感じですよね。コレステロール値を上げる食品は?と聞かれてイメージするのは脂身の多い肉や乳製品という人も多いでしょう。こうした理由から、牛乳はコレステロール値が高いものとして嫌われるのです。

しかし結論からいうと、コレステロールは食事では増えません。コレステロールが多く含まれている食品を食べると、一定量までは「コレステロール値」は確かに上がります。しかしそれを超えると変わらなくなります。一定量まで増えた値を「天井値」といい、それに達するとその後はまったくといっていいほど増えません。

そして、コレステロール値の出元は食品に含まれると思っているかもしれません。だから「コレステロール値の高い食品を食べ過ぎると値が上がってしまう」という恐怖に怯えるのでしょう。しかし実際は、コレステロールのおよそ8割が体内でつくられ、残りの2割だけが食物を摂取することでつくられます。ですから、コレステロールの多い食事をしても、少ない食事をしても、血中のコレステロール値はさほど大きな差が出ないのです。つまり、肉や乳製品を食べるとコレステロール値が上がるから食べられないというのは、無駄な心配なのです。コレステロール値が上がるのは食事よりも、むしろ運動不足や喫煙、アルコールといったほかの要因が大きいということを知っていただきたいと思います。

とかく嫌われがちなコレステロールですが、なぜこんなにも嫌われているのかというと、それには歴史的な理由がありました。この続きはまた明日お話したいと思います。

今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。
よろしくお願いします。

コメント

  1. 中川原雅夫 より:

    牛乳とミルクではニュアンスが違いますね。
    牛乳にはコレステロールのイメージもあるのかも知れませんが、ミルクにはそのイメージが私には無いのが不思議です。
    母親の初乳を与える時、牛乳を飲ませるとは思いませんが、お乳とは言います。ミルクは牛乳とお乳との両方のイメージを考えてみれば持ち合わせます。ですから赤ちゃんにコレステロールのイメージを持って与える事も無いのでしょう。
    人工ミルクの言葉はよく使われお乳に値します。しかし人工ミルクに下記のイメージはあり得ませんが、赤ちゃんが出ないおっぱいであったにしても、しっかり両手ではさみ乳首を吸い続けますが、其処には素晴らしいお母さんとの愛情の交換が生じるのです。
    『産まれた子供が母の乳を飲む時に、ほんの少し、微笑む瞬間に魂が宿る。』(^^)
    使命を持って産まれるのです。

    どんな使命かは誰もわかりませんが
    しかし間違いなく使命を持っているのであると感じます。

    母の使命はその子をしっかりと育てる事なので、優しい乳房に乳飲み子がてを置き
    お乳をたっぷり飲み込みますね。
    これもまた、子供が授けた使命であり、母になった責任を教えたのす。立派な使命と言えます。
    この子に「ヒト存在」としての一歩を伝えているのです。いかなる人も、使命はあるのです。
    日々、使命があるのを本能で理解し、良く生命を頂いた気持ちを「微笑み」で返して居るのです。
    母は、子供を育てると言う責任を使命として授かったので、
    最初の教育は優しく抱き抱えお乳を与えるのです。
    生まれてきた子供に感謝させて頂く気持ちを意識として与えられたのです。

    抗体免疫IgGやラクトフェリンの抗菌作用で病原菌やウイルスから守りますし、
    その他の生理活性物質や、抗炎症物質で
    赤ちゃんをしっかり守ってくれて居るのです。免疫ミルクは母乳そのものの役割を担っているのですね。