おはようございます。
昨日、ノルウェーのオスロでノーベル平和賞の授賞式が行われ、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員として田中熙巳さんら三名が登壇し、演説されました。日本人や日本の団体がノーベル平和賞を受賞するのは、1974年に非核三原則を発表した、佐藤栄作元首相以来50年ぶり二度目の受賞となりました。世界で唯一の被爆国である日本から、核廃絶に向けた活動が世界で評価され、戦後80年の時を経てこうしてノーベル平和賞の受賞に繋がったことは、遅きに失するとの意見もありますが、やはり地道な活動を続けてこられた日本被団協の皆さんのご尽力の賜物であり、そのご努力に敬意を表したいと思います。
受賞スピーチの中で田中熙巳さんは、核使用が取り沙汰される現状に「限りない憤りを覚える」と危機感を示されました。世界で紛争が絶えない現在、その当事国でもある核保有国が、核兵器による威嚇を公然と行使する現実、更には核兵器による抑止力を盾にし、核の保有を正当化する国際社会に対して、核の本当の恐ろしさ悲惨さを、自らの体験を通じて訴える姿に涙が出る思いでした。
田中さんは、核使用は二度と許されないという「核のタブー」が「壊されようとしている」と批判。長崎原爆の投下時の悲惨な体験を証言し「戦争といえどもこんな殺し方をしてはいけない」と語りかけました。「核兵器は一発たりとも持ってはいけないというのが原爆被害者の心からの願い」だと述べられました。
戦後80年の中で、一貫して核の廃絶、核兵器なき世界を訴えてきた田中さんたちの活動が、今一度世界の国々はもとより、日本人の間でも見直され、日米同盟という核の傘の下で、核廃絶を主張する日本人の根本的な矛盾について、いま一度私たちは立ち止まって考え直す必要があるのではと感じた演説でした。
今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。
よろしくお願いします。

コメント
日本被団協・田中さんのスピーチと事前のNHKインタビュー内容の全文を読みました。
核戦争にさらされた実体験を持つ田中さんの意識と私のようにその経験がなく想像上、机上でのロジックでしかこの問題を捉えることのできない者との間には桁違いのズレが生まれてしまっていることを認識させられました。悲惨な実体験を持つ方々にとっては核の安全保障の理論など全くどうでも良い次元だと思われます。
大谷社長がおっしゃる通り私たち日本人はアメリカの核の傘のもとで繁栄してきたことは紛れもない事実です。この机上のロジックがどれほどの価値を持つのか、考え直す時期に来ていると思います。実体験はできませんが、広島、長崎の資料館を訪れることで、その中に身を置くことで実体験に近い感情、つまり田中さんが感じた恐怖の何分の一かを感じることはできるのではないでしょうか。それを見ずして「核戦争は絶対にいけない」と百回唱えたところで、その理念は形骸化し「核のタブー」は崩壊の一途を辿るのではないかと危惧します。そして恐怖の実感を持たない者が核のボタンを押すに決まっています。
サステナの創業者の方は、私財を投げ打って社会のためにこのサステナミルクの生産に至ったとお聞きしています。我々も損得勘定を超えたこのマインドを持って敵味方の線引きを超えた将来に向かうべきですが、果たして・・・・