NO.376 6月10日【水】=スキンケアの重要性=

おはようございます。昨日からの続きです。生体防御の第一防衛ラインである皮膚について、その役割と重要性についてお話してきました。皮膚は私たちがさまざまな環境下で安心して暮らすために、日々最前線の防護壁となって、私たちの身体を守ってくれています。ところが、この防護壁にほころびができたり、残念ながら年齢を重ねることで、その防御機能が弱体化してゆくと、守りが十分でなくなります。そこで、必要になるのが、皮膚の状態を意識的に改善し、守りを固めるための努力です。お肌の手入れ、つまりスキンケアによって皮膚機能のメンテナンスを行うことが必要になります。

スキンケアは、大きくフェイシャルスキンケアと、ボディスキンケアに分けられますが、あえて区別しているのは、顔の皮膚がよりデリケートであるためです。加齢も含め、肌にはさまざまな問題が生じます。スキンケアはこれらの問題が起こらないよう予防的に行うことが理想ですが、起こってしまったトラブルを解消するためにも行われます。

私たちを悩ませる皮膚のトラブルは、年代によって変化します。若い時には、肌のハリや色つやなど、肌の色調や質感・形状にはほぼ問題がありませんが、新陳代謝が活発であることから、ニキビ、肌荒れそして乾燥がひどくなることがあり、毛穴が目立ちます。中年になると、ニキビはあまり出なくなりますが、次第にシミやくすみといった色調が気になりはじめます。また肌のハリが低下しはじめ、シワやたるみも気になります。肌が乾燥するという悩みも残ります。一方、高齢になると、ニキビや毛穴の目立ちなど、若い頃の悩みは無くなります。しかしシミやくすみが増加し、ハリの低下そしてシワが増え、たるみが目立つようになります。従って、年代ごとに悩みに対処できるスキンケアが必要になります。

スキンケアには、内服薬、注射・点滴そしてレーダーなどを使用して医師が行うメディカルスキンケアと呼ばれる方法もありますが、一般の方が日常的に行うのは、主に化粧品を使ったスキンケアであると思います。化粧品はその成分が自然由来の物質であろうと、人工的に作られた物質であろうと、広い意味では化学物質です。化粧品を使うということは、まず化学物質を取り扱うという認識が大切です。もちろん製品として流通している化粧品は、一定の安全性が確認されているので、医薬品のような強い作用を持つ物質や、特に注意が必要なものは使われいませんが、一定の注意は必要です。

肌に関するいろいろな問題を改善するために、化粧品にはさまざまな化学物質が成分として配合されています。通常一つの化粧品の中には、複数の化学物質が含まれ、各々が異なる働きをしています。しかし化粧品の成分については、ほとんどの人が学校で習うこともありませんし、詳しい知識を持つ人は少ないというのが現実です。ある化粧用乳液のパッケージには、その成分として29種類もの物質が所狭しと書き並べられていました。直接比較はできませんが、ある総合感冒薬のパッケージには、のどの痛み、頭痛、筋肉の痛みなどをやわらげ、発熱を緩和し、鼻詰まり、鼻水をを抑え、くしゃみを止めるために、さまざまな成分が配合されているとありますが、それでも記されているのは16種類ほどでした。化粧品の成分がいかに複雑であるかがわかる一例だと思います。

もちろんそれを否定するのではなく、まずはこうした成分がどのようなスキンケアに役立っているかを、ある程度は知っておくことが大切であると考えます。スキンケア化粧品は賢く利用すれば、健康な皮膚の状態を維持するために有効であり、また起こってしまったトラブルを修復し元に戻す効果も期待できます。各成分の働きをある程度理解して、効果的に利用すれば、免疫力のアップにもつながるということです。化粧品も正しく賢く使うには、それなりの知識を身につけることが大切なのです。

今日も一日頑張って行きましょう。

よろしくお願いします。

コメント