NO.300 12月26日【金】=10大ニュース2025②=

おはようございます。
昨日の続きです。止まらぬ物価高騰、トランプ関税、そして関西万博と2025年のトピックスを挙げてきましたが、皆さまが今年気になったニュースや出来事を一緒に振り返っています。

何と言ってもスポーツ界では、日本人選手の活躍が目立ちました。その中でも大谷翔平選手を率いるアメリカ、ロサンゼルスのドジャースがワールドシリーズ連覇を果たしたことは、日本中を大いに沸かせた出来事でした。今年のドジャースは、大谷選手に加え、山本由伸選手、そして佐々木朗希選手も加わり、日本人選手全員が大活躍しました。山本由伸選手は、ワールドシリーズのMVP、そして大谷選手も今年のナショナルリーグMVPに選出されるなど、まさにメジャーリーグの顔として、世界中のファンを魅了する大活躍でした。

また政治の世界では、高市早苗氏が自民党総裁選に勝利し、日本で初めての女性総理大臣が誕生しました。高市内閣誕生の裏では、26年にわたる自民、公明の連立が解消され、新たに日本維新の会が与党入りする自民・維新による連立内閣が発足することになりました。高市内閣は、少数与党という厳しい状況からのスタートとなりましたが、ここまでは世論の高い支持を得ながら、経済再生と物価対策に取り組む姿勢を見せています。働いて働いて働いてまいりますという高市氏の言葉は、今年の流行語大賞にもなり、大いに話題になりました。

一方で、気候変動による地球の温暖化が、止まるどころが着実にその足を速めていることを世界中があらためて再認識した一年でもあったと感じます。世界中が異常気象に見舞われ、夏場の気温は35℃を超える猛暑日が連日のように続き、日本の気象庁は過去130年におよぶ観測記録のなかで、「最も暑い夏、異常な高温」であったと発表しています。全国149地点のうち、40℃越えを記録した地点は30か所を数え、最高は群馬県伊勢崎市で41.8℃を記録しました。この異常な暑さの影響で、熱中症を訴える患者も相次ぎ、今年5~9月に熱中症で救急搬送された人は、全国で10万人を超えました。総務省消防庁によると、同期間の集計を始めた2015年以降で最多という。温暖化の進行はまさに殺人的なレベルに至っており、気候変動対策は待ったなしの状況であることを思い知りました。

そして年末にはうれしいニュースもありました。日本人の科学者が2名もノーベル賞を受賞する栄誉に輝きました。京都大学の北川進教授と、大阪大学の坂口志文教授でした。スウェーデンのストックホルムで行われた授賞式は全世界に中継され、日本でも喜びのニュースになりました。北川先生が開発された金属有機構造体は今後、CO2の削減にも貢献できる新素材で温暖化対策の切り札になる可能性が期待されています。また坂口先生の発見による制御性T細胞(Tレグ)は、免疫のブレーキ役として、私たちのサステナとも関連が深い細胞であり、さらなる研究が進めば、アレルギーや自己免疫疾患、そしてガンに対しても、大変に有効な治療方法のひとつとなり、多くの患者さんを救うことができるといいます。

まだまだ2025年を振り返れば、クマの襲撃事件、頻発する山火事や大規模火災、さらに地震や洪水など、さまざまな事件や出来事がありましたが、皆さまにとってどのような一年だったでしょうか。良くも悪くも大きな変革の波を感じさせる、まさに激動の一年であったと思いますが、その波を乗り越えて未来に希望をつないでゆくためにも、まず大切なことは私たちひとりひとりが身体健康で、精神も健全であらねばならないと強く思います。私たちは、サステナを通じてしっかりと絆を結び、共に努力することで、真に健康で幸福な社会を実現して行きましょう。

2026年をすべての皆さまにとって、輝かしく素晴らしい年にすべく、共に頑張って行きましょう。
来年もどうぞよろしくお願いします。

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