おはようございます。
高齢者が直面する多くの悩みのひとつに、骨粗しょう症という問題があります。年を重ねることでカラのさまざまな部品が老化してゆくことは自然の摂理でありますが、私たちのカラダを物理的に支えている骨がもろくなったり、あるいはやせ細ってしまったら、私たちのカラダは動くことも、立っていることすらできなくなります。高齢者の骨折、骨のトラブルは車いす、あるいは寝たきり生活への入り口とも言われ、健康寿命を短縮する最大の要因のひとつでもあります。骨粗しょう症を防いで、強い骨を維持することがまさに健康寿命を延ばす最も効果的な方法のひとつといわれていますが、骨粗しょう症の指標となる骨密度について、すこし考えてみたいと思います。
骨密度を左右するものは何なのでしょうか。そのことを語る上で重要になってくるのが、骨の「つくる」と「壊す」のバランス、つまり動的平衡状態です。骨は常につくり変えられていますが、それは使っているうちに骨がだんだんと傷むためです。高速道路の補修工事と同じです。そのことを、もう少し解像度を上げて、細胞レベルで説明すると、「古い骨」を壊すのが破骨細胞と呼ばれる細胞で、新しい骨をつくるのが、骨芽細胞です。
健康な骨では、この破骨細胞による骨破壊と、骨芽細胞による骨再生が釣り合っているのですが、加齢に伴って、いろんな理由でこのバランスが崩れてきます。つまり、破骨細胞が壊した分だけ、骨芽細胞が埋め戻せなくなってきて、骨密度がだんだんと減ってきます。そして、骨粗鬆症になってしまうのです。そのため、骨粗鬆症の治療としては破骨細胞と骨芽細胞のバランスを正常化することが重要で、破骨細胞の働きを抑えたり(骨吸収抑制)、骨芽細胞の働きを高めたり(骨形成促進)します。
私たちの骨は、日々壊して再生することを繰り返すことで、その強度と機能を維持していると言われていますが、骨の役割は単にカラダを支えるだけではなく、骨はカラダにとって大切なものの貯蔵庫になっており、その代表がカルシウムです。カルシウムはカラダに必要なミネラルの一つで、血液中に常に一定量が含まれており、筋肉の収縮、神経の安定、血液の凝固など、カラダの中のさまざまな場所で重要な働きをしています。とても大切なミネラルなので、必要なときにいつでも補充できるように、骨が貯蔵庫の役割も担っているというわけです。
骨は、つくると壊すを繰り返して動的平衡状態を保っていると言いましたが、日々新陳代謝が行われ、カルシウムなど必要なミネラルの貯蔵庫にもなっているわけです。強くて丈夫な骨を維持するためには、ただカルシウムをたくさん摂ればよいということではなく、この新陳代謝がバランスよくスムーズに行われるようにしなければならないということです。良質のカルシウムを食事から摂取することと合わせて、骨を形成する骨芽細胞と破骨細胞が活発に活動できる環境を整えることも必要なのです。
私たちのサステナには、もちろん牛乳由来の良質のカルシウムが豊富に含まれていることは言うまでもありませんが、骨の新陳代謝を促進する乳タンパク由来の成分が含まれることもわかっており、その両方がバランスよく働くことで、骨密度を上げ骨粗しょう症を効率よく予防していると考えられています。骨の健康はまさに健康寿命のバロメーターであり、サステナで健康寿命が延びる大きな理由の一つになっています。
今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。
よろしくお願いします。

コメント
私が以前勤務していた製薬会社で、骨粗鬆症改善薬である、プラリアがあります。6ヶ月に一回注射する薬剤です。
効果も期待されますが、副作用として、顎骨壊死や低カルシウム血症があります。薬剤は、副作用を共にしますが、サステナは、そういう副作用の心配もなく、期待されるので、画期的です。それを手にしている私達は、大変幸せ者と痛感してます。骨折してしまうと、健康寿命も縮めるため、大問題です。これからの高齢化時代は、サステナは、
無くてはならない健康商品ですね。