おはようございます。
「レタスクラブ」 「ESSE」など生活情報誌の副編集長として20年以上、マネー記事などを担当されてきた消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんのコメント記事が、大変興味深く端的に真理を突いておらたのでご紹介します。
幸せな老後をすごすためには、50代で手放しておきたい3つの「G」があると言います。病気になると医療費にお金がかかるし、働くことが出来なくなればとうぜん収入げ減ってしまいます。そうならないためにはどうすればよいのか、松崎さんは、楽しい老後を過ごすためにも、お金と健康は非常に大事だと言います。その健康を害する要因はいろいろありますが、そのもっとも大きな要因としてあげられるのがストレスであると言います。全くその通りだと思います。
ストレスがたまると、お酒の量が増えたり、必要以上に買い物をしたりして、お金を使ってしまいませんか?そしてストレスがたまると免疫力が下がりやすくなり、病気になったり、最悪メンタルを病んでしまったりすることもありえます。心身の不調で仕事が続けられなくなれば、お金を貯めるどころではなくなります。ストレスは決して侮ってはいけないと松崎さんは言います。
ストレスの要因にはさまざまなものがあります。その中でも人をじわじわと疲弊させ、大きなストレスのもとになる3つの「G」があると言います。それは「我慢」 「頑張り」 「義理人情」の「G」三兄弟であり、できればこれらは50代で手放してほしいと言います。例えば、50代になれば管理職として仕事の責任が重くなるだけではなく、部下の愚痴も聞いてあげたり、上司からのプレッシャーにも耐えなくてはならなかったりします。いくら仕事がしんどくても、家のローンや教育費があると、頑張って働くしかありません。また、働きながら家事や育児、親の介護など、同時に多様な役割をこなして頑張っている人もいます。
このように、3つの「G」にがんじがらめになって働き、心身の不調をきたしてしまうのです。なぜ自分を犠牲にしてまでも、3つの「G」を優先してしまうのかというと、やはり他人からよく思われたいというのがあるからだと言います。「無責任で仕事せず、不義理な人だ」と思われるより、「一生懸命に仕事をして、義理も人情も果たしてくれる良い人だ」と思われたい。だから我慢して頑張り、空いてにも誠実に応えてしまうのです。
では、どうすればストレスのもとになる3つの「G」を手放すことが出来るのか。松崎さんは、人から見られる自分でなく、自分自身を大事にしよう、少しずつ考え方をシフトチェンジしてみてはとアドバイスしています。歳をかさねる中で、何でもかんでも頑張るのではなく、会社をやめても、健康を維持しながら、どんなふうに仕事をして行けば、楽しくストレスを溜めずにやって行けるか、仕事のやり方を変えていくのも、ひとつではないかと提案しています。
この松崎さんのコメントは、とても大切な視点であると私も非常に共感しました。しかし3つの「G」を手放すこともそう簡単ではないというのも現実です。まさに自分自身を大切にする生き方をしながら、生活に必要な最低限のお金がえられるなら、それに勝るものはありません。私たちはそれこそがサステナであると信じています。
今日も一日適度に頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

コメント