おはようございます。
夏の記録的な猛暑、頻発する突然の豪雨、勢力を増す台風。ここ数年、こうした現象を指して、「異常気象」という言葉を毎年のように耳にします。命に関わるような異常気象は、もはや遠い国の話ではなく、私たちが暮らす日本で起きている現実です。本来、「異常」という言葉は、「通常」の状態から大きく異なることを意味します。気象学の分野では、この「通常」の定義には、現在からさかのぼって過去30年間の平均値が用いられます。これに対して、異常気象という言葉は、本来は30年に1度程度しか起こらない非常に稀な現象に対して使う言葉です。しかし、異常だったはずの現象が昨今は毎年のように身近に発生し、珍しいことではなくなってきています。異常な現象があたりまえのように起こるというこの矛盾は、いったいなぜ生じているのでしょうか。この先、日本の気候はどうなっていくのでしょうか。
人間がたどってきた歴史の中で、これほど短い時間スケールで、地球全体の気候が劇的に変化を遂げるような時代はこれまでに存在しませんでした。この劇的な変化の中では、過去の知識に頼り、信じるだけではもはや十分とは言えません。先人の知見を頭に蓄えた上で、今後起こることを「考える」ことが求められます。そのためには、いま日本に起こっている異常気象の現状と、その本質を見極めることから始めなければならないと考えます。
直近の2023年と2024年の2年間は、高温の記録が何ヵ月にもわたって塗り替えられ続ける異常な年となりました。過去の日本の気温変化を見ると100年で1.4℃高くなりましたが、この2年間だけで1.0度上昇しており、その気温の上昇幅は飛びぬけて高いことがわかります。このように過去の傾向から大きく外れるような状況が発生する際には、地球温暖化のようにゆっくりと単調に増加していく要素だけでは説明がつかず、自然界のさまざまな偶然の変動が重なってはじめて発生します。一方、過去100年の世界平均気温の推移を調べると、世界の平均気温で昇温ペースを計算すると、100年で0.77℃しか上がっていません。つまり、日本の平均気温は世界に比べて約2倍のスピードで上昇していることになります。
2023年から2024年にかけての2年間は、全国平均の値だけでなく、 日本国内の地点別に見ても異常事態が起こっていました。年間の猛暑地点数が、2023年にこれまで塗り替えられることのなかった2018年の約6000地点という記録をわずかに上回ってトップに躍り出たのです。この年の夏は日本各地で毎日のように熱中症警戒アラートが発表され、スポーツや野外の教育活動は制限され、夜間でもエアコンをつけることが呼びかけられるなど、我々の日々の生活レベルにまで気候問題が影響を及ぼしているという危機感を感じざるを得ない夏になりました。
秋を過ぎても高温傾向は続き、12月になっても冬がなかなか訪れず、多くのスキー場が雪不足で悲鳴を上げていました。報道でも暑さのニュースが頻繁に取り上げられ世の中を賑わせた2023年でしたが、その記録は、翌年呆気なく塗り替えられることになります。2024年の秋が終わる頃には、猛暑地点数は既に2023年の記録を大きく上回り、9000地点にせまる未曽有の数字を叩き出しました。
日本に起きているさまざまな異常気象が、世界的に見ても極端に高い気温の上昇にあることは、間違いなさそうですが、その原因、要因は未だよくわからない部分も多く、政府も対策は講じるものの、対症療法でしか対応できていないのも事実です。猛暑によるに熱中症患者が増える一方で、命を守る行動は国民一人一人が自ら判断し行動することが求められていると言えます。エネルギーコストを中心に物価の高騰が続く中、私たちの生活はますます厳しくなる一方です。しかしその中で賢く生き残ってゆくためにも、健康であることがますます大切で貴重な時代になってきたのではないでしょうか。
きょうも一日サステナ飲んで頑張りましょう。
よろしくお願いします。詳細を表示

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