NO.115 12月13日【金】=ヒートショック=

おはようございます。

先週女優で歌手の中山美穂さんの急死が伝えられ、日本中にショックが走りましたが、その後検死の結果が発表され、原因は入浴中に起きた不慮の事故によるものだったことが分かりました。当初は自殺ではないかとか、事件性もささやかれましたが、その可能性はないことも確認されました。公表された情報をもとに検証すると、浴槽内で何が起きていたのか、可能性としては深い眠りに落ちた、熱中症があった、あるいはヒートショックを起こしたなどが考えられますが、事故の原因は疲労であったり、医薬品の服用、飲酒、さらに熱いお湯に長時間つかることで脱水症状から気を失うこともあり、何が引き金になったのかはよくわかっていません。

東京都健康長寿医療センターの調査によれば、全国で入浴中などにヒートショックなどが原因で急死した方は年間1万7000人にも上るという統計もあり、こうした事故は高齢化に伴って増える傾向にあるとのことです。そして高齢者や基礎疾患を持たない若い世代においても、ヒートショックと呼ばれる急激な温度変化に身体が対応できず、事故に至ることが増えていると言います。特に今の季節は日に日に寒さが募り、一日のうちの気温の変化、また戸外と屋内による急激な温度変化が、日常的に繰り返されているため、誰の身にも起こりうるリスクとして注意が必要と専門家は警告しています。

ヒートショックとは、急激な温度変化によって、血圧が変動し心臓血管に疾患が起こるとされていますが、パターンとしては暖かい場所から急に温度が下がるケース、例えば暖房のきいた室内から、寒い脱衣所やお風呂場に入ると血圧がぐっと上昇することで、心筋梗塞などを起こす引き金になることがあります。また逆にお湯に長く浸かっていると今度は血圧が下がって行き、そのまま気を失ったり湯船から出る際に立ちくらみが起きたりすることになります。この血圧が下がることで起きるヒートショックは比較的若い人にも起こりやすいので注意が必要です。

こうした事故を未然に防ぐには、まず湯はり時にふたをせず、浴室の温度をあげておく、そして入浴前には水分補給をしておくなどの対策が非常に有効とのことです。またお湯の温度もあまり熱くせず、40度程度にして入浴前は多めにかけ湯をすることも大切です。この時期お風呂好きにとっては、どうしても長風呂でリラックスしたい気持ちはありますが、できれば10分程度の入浴時間を守り、入浴後に暖かい場所でリラックスタイムを楽しむことをおすすめします。

外気温の変化に体温の調節が追いつかず、体に変調をきたすヒートショックですが、これも自律神経系の機能を鍛えることができれば、こうしたトラブルを未然に防ぐことはある程度可能とも考えられます。つまり予防策として、上記に述べた対策以外に、自律神経系の機能を強化するという方法も非常に有効であると考えます。その一つの方策としてサステナは大変有用な手段であると確信しています。腸内環境と自律神経の相関性は、多くの専門家が指摘しており、特に脳腸相関は昨日もお話したとおり多くの研究者が注目している分野です。腸内環境を改善して、自律神経を整えることは最善の健康法と言っても過言ではありません。

今日もサステナ飲んで頑張りましょう。

よろしくお願いします。

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