No.3 5月10日【金】=生存環境科学(原子の世界)=

おはようございます。

今週は、サステナが人間だけでなくワンちゃんや猫ちゃんなど、動物に対しても有用性が高いこと、さらに家庭菜園や観葉植物の成長にも、驚くような結果が出ている事実から土壌菌に対しても作用しているだろうと、話をすすめてきました。現象としては、免疫ミルクサステナがさまざまな形で、動物や植物の生命活動に、深く関与しているという事実を示しており、正直本当なのとびっくりする事ばかりですが、野本名誉教授が唱えた生存環境科学という観点から見れば、野山に舞うチョウチョやトンボも、小川の水も、道端の石ころも、この世界はすべてがお互いに作用しあい働きあうことで、バランスを取りながら生存し、存在しているということなのです。そしてその中で命あるすべての生命体が生存を続け、その命を紡いで行くための術が生体防御という考え方なのです。

すこし話が抽象的過ぎて分かりにくいかも知れませんが、自然科学の根本的な大原則として理解できれば、私たちの生活の中で日々起きているあらゆる事象が、非常に理解しやすくなると思いますので、少し時間を割いて分かりやすく説明をしてゆきたいと思います。

まず、私たちの暮らす地球環境には、たくさんの物質が存在しています。しかしこれをその最小単位まで分解すると量子物理学では、陽子と電子と中性子で構成されていると説明しています。そしてこれらの最小単位である粒子が集まって原子をつくり、原子がいくつか集まって分子になっています。このレベルの話は、電子顕微鏡を使ってもよく見えないミクロの世界ですが、宇宙まで広がるすべての世界の出発点であり、ここに秘められた膨大なエネルギーを原子力とよんで、私たちは利用しようとしていますが、残念ながらまだまだ人間の浅知恵では完全に制御できていない分野と言えます。

そしてそこから、もう少しマクロに目を向けると原子から分子の世界になります。地球上の物質を構成する原子は118種類と言われ、その種類は元素として区別されています。化学で習った記憶があると思いますが、CやOやHなどの記号で表します。炭素、水素、酸素などとよばれているもので、これらの元素が組み合わさって分子という物質の単位が構成されています。私たちの身の周りにはたくさんの元素からなる分子がありますが、その状態によって気体であったり、液体であったり、固体として存在したりしています。しかもその状態は温度によってさまざまに変化する性質があります。

最もわかりやすいのが水分子です。温度を零度以下にすると固体になり、温めると溶けて水になります。さらに温度を上げると蒸気、つまり気体になるというわけです。水以外でもすべての分子は温度(=エネルギー)によって状態が変化します。通常の室温では気体や液体のものも温度を下げると液体や固体になります。この変化を利用したのが液体窒素やドライアイスです。液体窒素はその名の通り窒素ガスをマイナス200度以下で液体にしたものです。ドライアイスも二酸化炭素(CO2)を冷却して固体にしたもので、どちらも冷却剤として使われていますが、常温ではどんどん気体に変化してゆき、その際に周囲から熱を奪うので、冷却剤として利用されているわけです。

原子から分子が構成され、この分子がすべての物質の基本なのですが、これが温度によって状態を気体、液体、固体と変化させることで、地球の環境はもとより、生命の活動にも大きく関与し、場合によってはこれをコントロールしていると言っても過言ではありません。目に見えない小さな世界が私たちの住む地球環境、そして生命活動の根本を制御しているということ、そしてその仕組みは意外と単純な原理で動いているということだけ理解できれば良いと思います。続きは、分子から物質の世界に目を向けて行きたいと思います。

今日も一日頑張って行きましょう。

よろしくお願いします。

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