おはようございます。
まだ5月というのに、連日25℃を超える夏日が続いている日本列島ですが、確実に気候変動、地球温暖化が進んでいることを実感する日々に、新たな問題が浮上してきています。巷では「エアコン2027年問題」として取り上げられており、温暖化と併せてエアコンの新規購入、あるいは取り換えの需要を例年の1.5倍以上に押し上げている要因になっています。ではエアコン2027年問題とはどのような問題なのでしょうか。
経済産業省は地球温暖化対策の一環として、エネルギ―効率の優れた機器の基準を設定し、それを超えることを目指す「トップランナー制度」を省エネ法に基づいて実施しています。この制度によって現在、変圧器や自動車、エアコン、冷蔵庫など29品目を対象として、その製造業者や輸入業者に対し、設定されたエネルギー効率の目標を達成することを促しています。そして今回エアコンについては、2027年4月から省エネ基準が大幅に引き上げられることとなり、低機能製品や、スタンダートモデルとされる低価格の製品は新基準を達成できず、市場から姿を消す事態に追い込まれるというのが、2027年エアコン問題です。
新基準を満たさない製品は、2027年4月以降製造、販売は出来なくなりますが、消費者が購入した製品を使い続けることは出来るため、今年は新基準にとどかない旧モデルを安く購入できる最後のチャンスとなっており、にわかに市場が活況になっているというわけです。例年は6月~8月がエアコン商戦のピークと言われていますが、今年は5月の段階ですでに例年の150%以上の受注、成約で業界は大忙しとなっているといいます。
新基準の適用によって、冷暖房効率は最大で35%ほど向上することになり、高性能な機種しか生き残れないため、結果としてエアコンの高価格化が起きています。さらに省エネ性能向上により、室外機が物理的に大きくなるとも言われています。スタンダードモデルといわれるレベルで6畳用が、現行5~7万円台から10~25万円前後と実質2倍近く価格が上がる可能性があるそうです。一方で省エネ性能は格段に向上しますので、ランニングコストとしての電気代は、3割以上の節約が期待できることになり、結局どちらが得なのか、非常に悩ましい問題になっています。10年以上にわたって長く使い続ける仮定で計算すると、価格は高くても新基準の省エネモデルでも元が取れるというのが大方の評価のようですが、今後電気代もさらに値上げが続けば、10年待たずに新基準の方がコストパフォーマンスで優位になると専門家は分析しています。
しかし名がら、初期投資が大きくなることを考えれば、賃貸業者などはランニングコストはテナント負担なので、安い旧モデルを今のうちに調達しておこうという動きが活発になり、駆け込み需要が急増していると言います。気になる新基準での電気代ですが、具体的にいくら安くなるのかを計算している試算データによれば、新基準適合機種では高性能モーターや半導体の搭載により、14畳用で年間1.1万円の電気代削減ができるとしています。これを10年以上使用すれば、10万円以上の節約になり、購入代金が10万円高くなっても、十分元は取れるという計算です。
いずれにせよ、温暖化によりさらに酷暑が予想される夏に向けて、エアコンは生活必需品になり、命と健康を守るためにも必ず必要です。生活を守るためにはより賢い消費者にならなければならない時代になりました。
今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。
よろしくお願いします。

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