NO.311 1月27日【火】=気温と湿度=


おはようございます。
強い冬型の気圧配置が日本列島に大寒波をもたらしていますが、北海道や日本海側の各地で記録的な大雪となり、日々の生活や交通にも大きな影響をもたらしています。そしてこの寒波により、太平洋側では乾燥がさらに進み、こちらでは山火事などの災害が頻発している状況で、人々の健康面においても、乾燥からくる感染症のまん延が懸念されています。

気温については、日々のお天気ニュースでもリアルタイムに変化が伝えられ、また肌感覚でもその変化を感じますので、外出の際には多めに着込むとか、手袋マフラーなどで随時対応していますが、湿度については、その変化については感じにくい分、どうしても対策がおざなりになりがちです。また湿度計を備えた機器があったとしても、どのくらいが適正なのか答えられるひとは少ないかも知れません。知っているようで知らない、湿度と温度の関係を少し調べてみたいと思います。

気温とは、大気中の温度を示す指標であり、私たちは日常的に感じる暑い、寒いの感覚のもとになっていることはご存じのとおりです。人間の体温調節は周囲の気温に大きく左右され、極端な高温や低温は健康のリスクを高めるため、日々の気温の変化に注意を払うことはとても大切です。一方、湿度は、空気中に含まれる水蒸気の割合を表す指標です。空気は目に見えませんが、その中には常に水蒸気が含まれており、湿度はその濃度を数値化したものと言えます。空気中の水蒸気の量によって、私たちは「じめじめしている」「乾燥している」といった感覚を持ちます。湿度はその空間の快適さだけでなく、健康や建物の劣化、カビ・ダニの発生にも関わるため、特に室内環境の調整において非常に重要な要素と言えます。

ここで、すこしわかりにくいのが、湿度には相対湿度と絶対湿度の二つがあり、一般的に天気予報や湿度計などで示されているのは、相対湿度と言われているものです。絶対湿度が空気中に含まれる水分量の絶対値(1立方メートルあたりに何グラム含まれるか)を示すのに対し、相対湿度はその温度の空気が含むことのできる最大水分量(飽和水蒸気量)に対して、実際に含まれている水分量の割合をパーセントで示したものです。つまり、湿度(相対湿度)は温度(気温)と密接に関係しているのです。

分かりやすい例でいえば、夏場に冷たい飲み物をおいておくと、グラスの外側に水滴がつく現象を思い起こしてください。空気中に含まれる水分の量は、気温が上がるほどたくさんの水蒸気を含むことが出来ますから、夏の暑い気温では、空気中にはより多くの水分を含んでいます。ところが冷たいグラスの表面では局所的に温度が下がるので、空気中に含まれる水蒸気の最大量も温度とともに下がって、含んでおけなくなった水蒸気が、凝結し水滴になって現れるという現象なのです。

気温が高くなるほど、空気はより多くの水蒸気を含むことが出来ます。そのため空気中の水分量が同じであっても、気温が高ければ湿度(相対湿度)は低くなり、気温が低ければ湿度は高くなります。夏場にエアコンを使用すると、湿度は変わらないのに室内の空気が乾燥しているように感じることがあります。これは冷房運転で室内の空気が冷やされ、水蒸気量が減少するためです。

温度と湿度の関係を見てきましたが、では暑い夏も寒い冬も、快適にそして健康的に過ごすには、どのように温度と湿度を調整すればよいのか、具体的に適切な管理の目安について、明日もこのお話続けたいと思います。

今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

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