NO.310 1月23日【金】=「がん活」のすすめ②=

おはようございます。
大阪公立大学教授の川口知哉先生が薦める「がん活」は、退屈で面白くもないがん予防の習慣を、賢者たちの「名言」を支えに、前向きに軽やかに行おうという、大変ユニークな提案です。科学的な論拠をもとに、先人の明言を引用し、がんを寄せ付けない習慣を身につけて行こうといいますが、いくつか具体例を今日は紹介してゆきたいと思います。

まずはフランス・ルネサンス期の思想家、ミシェル・ド・モンテーニュ(1533-1592)の言葉です。
「私は他人の言葉を自分の財産とし、それらを手もとに置いて自分の思考を養う。」

モンテーニュは、古代の知恵や他者から得た教訓を「自分の思考を鍛える糧」とし、それらを自らの経験と照らし合わせながら熟成させていきました。こうした彼の姿勢は、読書などで得られた箴言(しんげん)を手元に置いておくことの有用性を教えています。たとえば、それをメモのように残しておき、折にふれて眺めることは、つい日々の惰性に流されがちな私たちに、ときにカンフル剤のような効果をもたらします。長たらしい概念や論理ではなく、凝縮された「名言」という形なら、負担に感じず繰り返し見ることができます。その積み重ねが、自身の価値観の形成に大きな影響を与えるのです。そして「がん活」においても、このように名言を活用することは、大きな効果が期待できます。

言葉が響いて行動につながることを、もう一人の名言からご紹介しましょう。
インド独立の父、思想家、政治指導者、マハトマ・ガンジー(1869-1948)の言葉です。 
「君の信念が、君の考えになる。君の考えが、君の言葉となる。
君の言葉が、君の行為になる。君の行為が、君の習慣となる。
君の習慣が、君の価値観となる。君の価値観が、君の運命となる。
未来は、君が今日何をするかにかかっているのだ。」

「非暴力・不服従」の思想を掲げ、英国の植民地となっていたインドを平和的な抵抗運動によって独立へと導いたガンジーは、人間の内面の力こそが社会を変える原動力であることを示しました。彼のこの言葉は、私たちの思考がいかに行動を導き、生き方そのものまでを形づくっていくかを端的に表しています。そのことは「がん活」においても例外ではありません。まず「健康を守るべきだ」という思想が心に芽生えることで、それが「禁煙しよう」「食事を整えよう」といった言葉となって自己に響き、行動へとつながります。それを繰り返すことで、健康的な生活習慣が育っていき、やがては「未来」が築かれてゆくのです。賢人の言葉を嚙みしめながら、日常の選択を少しずつ変えていくこと。「がん活」という、能動的で、軽やかな取り組みを始めること。それが結果として、がんを遠ざけ、人生の質を高めることにつながると考えます。

先生のこの教えは、まさに私たちのサステナ活動にも大いに活用できる手法であると思います。がんも含めてほとんどの疾病は、私たちの生活習慣によって予防し、また改善することもできます。病気になる前に、病気にならない体づくり、習慣づくりが大切なことは誰もが認識していることです。それをどのように実行し、習慣として継続できるか、先生の言われる前向きに軽やかにというスタイルが大切なのかも知れません。

きょうも一日サステナ飲んで頑張りましょう。
よろしくお願いします。

コメント