NO.157 3月12日【水】=ヒートショックプロテイン②=

おはようございます。

昨日からの続きです。私たちの身体は、熱や化学物質と言った外部からの刺激、また虚血と言った細胞への直接的なストレスを受けると、ヒートショックプロテインと呼ばれる一連のたんぱく質が発現します。そしてこのヒートショックプロテインは、私たちの身体を構成する細胞のメンテナンス係として、その修復や整備を行ってくれる大変にありがたい存在として活躍しており、免疫力を高めたり、コラーゲンの生成を増やす、代謝を活発にすると言った健康促進効果はもちろん、近年ではアルツハイマー型認知症や、パーキンソン病などの脳神経疾患の治療研究においても、注目される存在として研究が進められているとのことです。

細胞のメンテナンスを日々行ってくれる、大変ありがたいヒートショックプロテインを積極的に増やし、毎日の疲労回復や病気の予防、美容と健康に積極的に活用するにはどのような方法があるのでしょうか。さまざまな取り組みが専門家によって研究され、提案されています。まずは、熱刺激によって増えるのがヒートショックプロテインですから、入浴やサウナによっって体を温めるという方法が最も簡便で、効果も高い方法と言われています。入浴の場合、温度は40~42℃と少し熱めの湯温が必要で、目安時間としては10分から20分程度が良いとされています。しっかりと身体全体が温まることが大切と言います。サウナ(ドライサウナ)であれば、さらに短時間の5~10分で全身を温めることが出来ますので、効果的だと言います。

また、食事を工夫することでヒートショックプロテインを増やすことも可能です。食物繊維が豊富なキノコや海藻類、酵母などにはベータグルカンという物質が含まれていますが、これがヒートショックプロテインを増加させる作用があることがわかっています。アスパラガスは加熱するとヒートショックプロテインを増やすペプチドが分泌されると言われており、積極的にとりたい野菜の一つですね。ほかにも身体を温める食事や適度なアルコールも、うまく利用すればヒートショックプロテインの増加に役立ちそうです。

そして、最後はやはり運動です。運動を行えば自然と体温は上昇します。血行が良くなると同時に、運動によって乳酸が増加し体内が酸性に傾くとこれも細胞には適度のストレスを与えます。また呼吸があがり、低酸素というストレスも発生しますので、こうした一連の変化がヒートショックプロテインの発現を誘導するストレスとして作用している考えられています。もちろん過度に負荷をかけたり、極度の疲労を招くのは行き過ぎですが、適度な負荷によるストレスは、体温を上げ、血流も促進し、免疫力の向上にもつながって行きます。

私たちのサステナも、その飲用により体温上昇や血流の改善が多く報告されていますので、ヒートショックプロテイン健康法を実践するための有効なツールとしてもぜひ活用ができるのではと考えます。身体を温めて、細胞のメンテナンスを行ってくれるヒートショックプロテインを増やす、これは究極の健康法と言えるのではないでしょうか。

今日も一日頑張って行きましょう。

よろしくお願いします。

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