NO.95 11月1日【金】=MLBワールドシリーズ決着!=

おはようございます。

大谷翔平選手、山本由伸選手、おめでとうございます。メジャーリーグの頂点を争うワールドシリーズは、ロサンジェルスドジャーズが第5戦目にして、ニューヨークヤンキーズを下し優勝を果たしました。プレーオフから数えて、16試合を戦い抜き、とうとう最高の栄誉を勝ち取ることに成功しました。まず地区シリーズでダルビッシュ有選手のパドレスを3勝2敗で破り、次に千賀滉大選手のメッツと激突、これを4勝2敗で下し、ナショナル・リーグ優勝を決めました。そして最後はアメリカン・リーグ優勝のヤンキーズとの死闘を制し、ワールドシリーズで頂点に立ったのです。レギュラーシーズンが終わってから、なんと16試合という長い死闘の末につかんだ栄光に敬意を表したいと思います。そして4年ぶりに8度目となるドジャーズのワールドシリーズ制覇に、二人の日本人選手がチームの中心として活躍したことが、今年最大級のニュースであったと思います。

優勝を決めた第5戦は、ドジャーズにとってはアウェーとなる敵地ヤンキースタジアムで行われました。先に3連勝したドジャーズに対してヤンキーズは、なんとか地元で一矢報いる形で1勝し、もう後がない背水の陣で迎えた5戦目でした。ヤンキーズは昨年サイヤング賞に輝いた不動のエース、ゲリックコール投手の先発で、必勝を期しました。そして序盤の3回までに、ジャッジの2ラン、チザムのソロ、さらにスタントンのソロもあり、毎回得点で、5対0まで差を広げます。やはりジャッジが打つとヤンキーズの勝ちパターンに入り、このまま一方的なゲーム展開になると誰もが予想していたと思います。

ところが、今年のドジャーズの強さがここから始まります。絶対にあきらめない、勝利への意地と執念を見せます。それは5回にやって来ました。ここまで完璧なピッチングでノーヒットに抑えていたコール投手ですが、6番ヘルナンデス選手に初めてのヒットがでます。そして次のエドマン選手のセンターライナーで、この試合の流れを大きく変える出来事が起こります。なんとジャッジ選手がこのボールを落球してしまうミスを冒したのです。ジャッジ選手の守備には定評があり、先のイニングでもフリーマン選手の大飛球をフェンスに激突しながらもスーパーキャッチするファインプレーをみせたばかりでしたが、この時は信じられないエラーで、無死1、2塁のチャンスを献上してしまいます。

しかし、その後もコール投手は落ち着いたピッチングで、次のスミス選手をショートゴロに打ち取ります。しかしボルピー選手の3塁への悪送球で、結局無死満塁まで傷を広げてしまいます。エラーが続くなかでも、コール投手は踏ん張りを見せ、9番ラックス選手、そして1番大谷選手を連続三振に切って取ります。何とか2アウトをとり、2番ベッツ選手に対しても球速は衰えず、平凡なファーストゴロで仕留めたかに見えました。しかし、これで緊張の糸が切れたのか、コール投手がファーストベースカバーに入るのが遅れ、結局内野安打にしてしまいます。これはコール投手のエラーとして記録されてしまいます。普段通りであれば、これで3アウトとなり、無失点で切り抜けられたはずですが、このエラーでドジャーズに初の得点を許してしまいます。

そこから、試合の流れは完全にドジャーズに傾きます。フリーマン選手のタイムリーで2点を追加、そして4番ヘルナンデス選手もセンターオーバーのタイムリーで2点が入り、同点とします。この時も普段のジャッジ選手なら、充分に追いつける打球だったように思いますが、完全にヤンキーズから勝利の女神が離れてしまっていたのかも知れません。直後の6回にヤンキーズは1点を加え再びリードしますが、結局最後はドジャーズにに逆転を許し、ワールドシリーズは1勝4敗という形で敗退してしまいます。やはり主力であるジャッジ選手やボルピー選手、そしてコール投手に連続してミスが出てしまったことが、敗因となった第5戦でした。

今日は、ドジャーズの優勝パレードが現地ロサンジェルスで行われるようですが、とにかく長いポストシーズンを戦い抜いてワールドシリーズ優勝を果たしたすべての選手の栄誉を称えたいと思います。

今日も1日頑張って行きましょう。

よろしくお願いします。

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