NO.94 10月31日【木】=腸内細菌と認知機能=

おはようございます。

先週はパーキンソン病について、腸内環境との関連をお話しましたが、やはり脳と腸は密接に連関しているということを示す研究が相次いで発表されました。今回は認知症との関連を明らかにした研究で、名古屋市立大学の道川教授らは、ある種のビフィズス菌がアルツハイマー型の認知症の発症および進行を抑制し、記憶障害が予防できることを確認しました。モデルマウスを用いた動物実験で、ビフィズス菌がアルツハイマー病の原因物質であるタンパク質(アミロイドβ)の産生や沈着を低下させることを見出したのです。

さらに順天堂大学の研究チームは、。軽度認知障害(MCI)の人々の腸内環境にはビフィズス菌が少ないこと、そしてビフィズス菌を経口で投与することで、腸内環境を改善し認知症の症状と脳の萎縮の進行を抑制する効果が確認されたのです。但し、ビフィズス菌の投与によって腸内のビフィズス菌の数には有意な変化はなかったと言いますから、やはり外から入れたビフィズス菌自体の定着はなかったと考えられます。

これらの研究結果のメカニズムについては、まだ解明されていないところが多いのですが、考察としてはビフィズス菌が直接的にこれらの効果をもたらしたのではなく、ビフィズス菌に代表される善玉菌が、腸内で活動することにより、いくつかの代謝物が産生され、これらの物質が腸内の環境を変化させ、また腸の神経細胞に働きかけたり、さらに血流に乗って脳内のアルツハイマー原因物質をおそうじしてくれているのではないかと考えられています。具体的には、善玉菌がつくる短鎖脂肪酸や、アミノ酸の代謝物、そしてアミロイドβなどを分解する酵素などの産生が活発化するように、腸内の環境を整えてくれているということです。

こうした働きを持つビフィズス菌や乳酸菌を、サプリメントとして商品化した製品がたくさんありますが、やはり体外から経口で投与しても、腸内にいるこれらの善玉菌とは種類が違うため定着しないというのが現実であり、効果を持続させるのは難しいと言われています。なかには500億個、1000億個と膨大な数を標榜する製品もありますが、私たちのおなかには500兆個もの腸内細菌が棲んでいると言いますから、まったく桁が違うためそう簡単には変わらないのです。

しかし、この腸内細菌の環境を一瞬にして変えてしまうのものがあります。それがサステナの力なのです。一瞬というのは大げさですが、おそらく数日から長くても1カ月程度の時間で、腸内環境を変えてしまう力をサステナは持っています。それが抗体の力であり、善玉菌を増やすのではなく悪玉菌を排除することで環境を変えているのです。非常にシンプルなメカニズムですが、それだけに確実に結果が出るのです。脳腸相関に関わる研究はこれからもたくさん行われ、認知症のみならずさまざまな脳神経疾患との関連が解明されると期待していますが、そのすべてが結果的にサステナの有用性につながるということなのです。

今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。

よろしくお願いします。

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