NO.66  9月6日【金】=サステナというプライド=

おはようございます。

日本列島を縦断し、各地に大きな爪痕を残した台風10号でしたが、その後も日本の近海では、台風11号、12号と次々に台風が発生しており、例年にも増して9月は台風が多発すると予報されています。目下のところ11号は、発生から進路を西に向けており日本への上陸はなさそうですが、その勢力は中心気圧915ヘクトパスカルと非常に強い大型台風で、台湾の西方を北上していますが、沖縄地方まで強い雨の影響がありそうです。また12号は日本の東方海上ですでに熱帯低気圧に変わった模様ですが、北海道から東北にかけて発達した前線が存在しており、特に北海道ではやはり大雨に対する注意が必要と気象庁は呼び掛けています。

相次ぐ台風の発生による不安定な天候に加えて、台風一過や台風の遠い期間は猛烈な暑さが戻ってくるという、まるでジェットコースターのように落差の激しい気候の変化に、体調を崩す人々も続出していると言います。9月に入っても全国で猛暑日を記録する地域が目白押しで、東京も9月の猛暑日は4年ぶりだそうです。気象庁の有識者検討会でも、今年の夏は統計開始以降最も暑い夏であったとしたうえで、異常気象であるとの見解を示しています。原因は太平洋高気圧が顕著に強かったこと、春まで続いたエルニーニョ現象の影響、そして地球温暖化など、複合的な要因があげられています。

温暖化による異常気象は、今年で終わることはなく今後も継続して発生すると考えられていますが、今年もまだ夏が終わったというには早すぎるようで、朝夕に少し気温の低下はみられるものの、日中は35℃を超える猛暑日がまだまだ続くとの予想で、本格的な秋の到来にはさらに1カ月くらいはかかるとの見通しです。今後も熱中症対策、また台風などの防災対策に注意を怠らないことが肝要で、来年以降もこうした気象が続くとすれば、それは異常気象ではなく、日本の気候自体が変動し、亜熱帯気候あるいは熱帯気候へ移り行く途上と考えるべきなのかも知れません。

もちろん、その原因は私たち人間の生活や消費行動から発生する温室効果ガスや環境を破壊するさまざまな汚染物質にあることは言うまでもありません。この気候変動は過去に地球が経験してきた自然現象としての変化ではなく、人間がもたらした人為的な現象であることを改めて強く認識しなければなりません。台風も洪水も自然災害ではなく、もはや人間のエゴがもたらした人為的な災害と捉えるべきです。天災ではなく人災なのだと考えるべきです。私たちはここで今一度立ち止まり、しっかりと未来を見据えて考えを、そして行動を改めなければならないと思います。

サステナという製品を通じて「持続可能な」社会の実現を公言している私たちは、その責務としてこうした環境問題、温暖化による気候変動に対しても、率先してその生活スタイルを改め、未来に希望をつなぐための努力を怠るわけにはいかないのです。サステナによって革新すべきは、私たちの健康だけではなく、社会の健康、そして地球の健康でもあるということを強く心に刻み、プライドを持って取り組んで行きましょう。

今日も一日頑張って行きましょう。

よろしくお願いします。

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