おはようございます。
この2週間日本中を騒がせた台風10号が、昨日ようやく熱帯低気圧に変わり、天気図からは台風マークは消えましたが、まだ関東・東北に大雨を降らせる雨雲を残しており、活発になりつつある秋雨前線と合わせて、東日本は大雨や土砂災害に注意が必要な状況は解除されず、気象庁は引き続き警戒を呼び掛けています。
暦は9月になり、本来は秋の訪れを感じる季節なのですが、まだまだ30度を超える高い気温が日本中を覆っており、残暑というにはあまりに厳しい日々が続いています。それでも郊外にでると、トンボが刈り入れまじかの水田を飛ぶ風景に、季節は確実に動いているのだなあと改めて感じます。日本の原風景ともいうべき里山の四季は、まだまだ残っているのだと安堵するとともに、これを未来の子孫に私たちは残してゆく責務があるのだと強く思います。
さて、9月にはスターリジャパン初となる一大イベントが予定されています。従来はこの時期に私たちのサステナの故郷ともいうべきニュージーランドに研修旅行を行っていました。サステナの原料となるミルクに、スターリジャパンは特別の思い入れがあります。サステナは26種類のワクチンによって人に有用な免疫抗体を牛のミルク内に作り出す特別な生産方法で製造されたミルクですが、母牛から搾乳されたミルク自体は、その後サステナになるまで乳脂肪分を取り除いて、乾燥する以外には、何ら添加物や加工剤を使用することはありません。何も加えず、何も足さず、ただ母牛のミルクのもつさまざまな恵みをそのまま乾燥し凝縮して製品にしています。
もちろん、母牛の免疫にかかわる抗体を含む生理活性成分には、デリケートな性質の物質も多いので、その有用成分をできるだけ壊さずに製品中に残すために、製造工程においてさまざまな工夫を行っており、特許製法にもなっていますが、基本は母牛のミルクの恵みをそのまま、何も足さない、何も壊さない形で、そのまま製品に移行させて作られたものがサステナなのです。
それゆえに、まずベースとなるミルクの品質がそのままサステナの品質を左右することになります。私たちは、世界中の酪農生産国を調査し、最高の品質と最高の安全性を併せ持つミルクを求めました。そして行き着いたのがニュージーランド産のミルクでした。これがサステナが現在もニュージーランドで生産されている理由です。
では、ニュージーランド産のミルクは、一体何が違うのでしょうか。ひと言でいえば、ニュージーランドは世界でも唯一と言ってよいくらい、牧草飼育に特化した酪農を進めている国なのです。ニュージーランドは、その特徴を自国製品の差別化戦略として、「グラスフェッド」と称してアピールしています。グラスフェッドとは、牧草飼育という意味で、いわゆる放牧酪農をさしています。ニュージーランドでなくても、牧草で牛や馬を飼育することは、伝統的な酪農方法としてさまざまな地域で行われているのですが、ニュージーランドはこれを徹底することで、配合飼料や化学飼料を使わない、完全放牧による100%牧草飼育を実現している点が差別化のポイントであり、他にはまねができない乳製品の特徴を実現しています。
100%放牧酪農によるグラスフェッドミルクは、一体なにが違うのでしょうか。これはサステナの重要な特長にもつながる大切な部分ですので、明日以降もう少し掘り下げてお話を続けましょう。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。


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