No.54 8月8日【木】=為替と株が大変動=

おはようございます。

私たちのサステナにとって、為替の動きは大変重要な経済指標です。サステナの原料となる免疫ミルクの粉末は、脱脂乳タイプもMPCタイプもどちらもニュージーランドのフォンテラ社との委託製造契約に基づき、生産され輸入されているからです。そのため、円相場が安くなると、原料の調達コストが上がり、品質や包装などは全く変わらなくても原価が大きく跳ね上がることになります。コロナ禍が始まった2020年には1ドル105円前後であったのが、2022年には145円を突破し、同じ1ドルの商品が円で換算すると4割近くコストが上昇したことになります。

さすがにこの時は企業努力で解決できる範囲を超えていたために、会員の皆さんにもご負担をお願いし、2023年1月からサステナの価格を改訂させていただき、現在に至っています。ところがこの円安の傾向はその後も継続しており、乱高下を繰り返しています。そして先月末にはとうとう1ドル160円を突破するところまで進みましたが、その後日本銀行による円金利の引き上げや、一部為替の介入などもあり、現在は一転して円高が急激に進む局面となっています。現状、1ドル145円程度で推移していますが、1日で何円も相場が動くことが当たり前のような状況になっており、非常に不安定な状況が続いています。

一方で、この円安から一転して円高傾向になった相場の変化に呼応するように、日本の株式市場も大荒れの状況が続いています。今週月曜日の8月5日には、1987年のブラックマンデーを超える下げ幅を記録しました。日経平均株価の落ち幅が4400円を超え、過去最大であった1987年10月の3836円を大幅に超える大暴落となったのです。専門家の分析でもその要因はさまざまであり、複数の状況が一気に重なって売りが売りを呼ぶ事態が起きたのではと考えられています。

もちろん大きな要因として円高ドル安が急加速したことが挙げられており、その引き金になったのが日銀植田総裁による追加利上げの発言でした。これに呼応するように、アメリカではFRB・連邦準備制度理事会のパウエル議長が、9月に利下げを検討している発言があり、日米の金利差が今後一気に縮まる可能性を読んだ投機筋がドル売り円買いを進めたため、急激に為替が円高方向に向かいました。円高になれば、日本の輸出産業にとっては不利な状況となり、業績の悪化を懸念する動きから、株価にも影響が及んだということです。

これ以外にも先週発表されたアメリカの経済指標が市場予想を下回り、また雇用統計でも状況の悪化が進んだため、アメリカの景気減速が不可避の状況となり、ニューヨーク市場で株価が急落していることも、大きな要因です。まさにアメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく状況です。

いずれにしても、為替も株も過去にないほどの乱高下が繰り返されている状況で、本当に先が見えにくい世界になりつつあります。その要因はさまざまでしょうが、一つにはインターネットなどの普及によって、情報のスピードと量があまりにも急速に増えてしまった結果、従来は専門家と言われる人々の分析が大勢的な見解を形成し、トレンドを作っていたのが、専門家ではない、いわば素人が簡単に最新の情報にアクセスができることで、多様な考え方が生まれ、これが独自の判断によって動いているため、一種のカオス的状況を作り出しているのではと推察します。その結果、群衆がドミノ倒しのごとく大きなうねりを形成するように雪崩を起こすリスクが高くなっているのではと危惧します。

それは、株や為替といった相場の問題だけではなく、おそらく政治の世界でも起きつつあることで、SNSやこれを利用したフェイク動画によって選挙戦が支配され、扇動された大衆がとんでもないモンスターが生んでしまうリスクも高まっているのではと、とても心配になります。こんな時代だからこそ、私たちはまず自分で自身と家族をどう守るのか、しっかりと考えてゆかねばならないのだと思います。

今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。

よろしくお願いします。

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