No.47 7月26日【金】=新型コロナ第11波=

おはようございます。

新型コロナウイルスが、11度目の流行期に入りつつあります。感染を広げているのは、オミクロン株から派生したKP.3と呼ばれる新たな変異株です。特徴としては、非常に感染力が強く、主に喉の痛みや発熱などの症状を引き起こすとされています。このKP.3変異株の感染拡大に加えて、現在手足口病などの流行もあり、一部の薬局では薬が不足する事態が起きているようです。

2022年末に第8波がピークを過ぎ、昨年3月にはマスク着用ルールが緩和されました。そして5月に感染症法上の位置づけが5類に変更され、新型コロナ問題は一段落し、収束に向かうと思われましたが、その後もXBB1.5、そしてJN.1と、変異株が生まれる度に、第9波、第10波と感染拡大を繰り返してきています。そしてとうとう今年3月にはワクチンの無料接種、治療薬の公費負担が終了し、新型コロナは特別ではなくなりました。

しかしながら、実際に新型コロナに感染すれば、その症状は通常の風邪とは異なり、重症化すれば命にかかわる怖い病気であることは何も変わっていません。そして今も変異を繰り返し、新たな脅威として私たちの健康を脅かしています。ワクチンの無料接種が終了したことで、感染予防効果は徐々に薄れて行きますから、今後さらに感染者数が増えてゆくことが危惧されますが、ワクチンの効果には、感染予防に加え、重症化を防ぐという意味もありました。

新型コロナ感染が広がった2020年は、重症化する患者が多く出て、死者数が急増して人々を恐怖に陥れたことを思い出します。ワクチンの効果が薄れてくると、感染者が増えるだけでなく、重症化を防げずにまたあの恐怖の再来が心配されます。もちろん当時と違い、現在は治療薬も開発されていおり、適切な処置を受けられれば、死に至ることは回避できる状況にはなりましたが、一般の風邪薬に比べれば、非常にコストが高く、健康保険が適用されても患者の負担は大きいというのが現状です。

最も安価と言われるゾコーバと言う薬を例にとっても、15,800円(3割負担)とされており、他にもバキロビットやラゲブリオなどと言った薬もありますが、倍の3万円近い負担となり、患者によっては高額のため薬の処方を断る、あるいは処方されても薬局に行かないケースも多いといいます。対処療法的に使われる解熱剤や消炎剤なども、熱中症やその他の感染症の影響で、薬が不足している状況があり、薬局などでは品切れも続出しているといいます。

猛暑、酷暑によって体調を崩し、確実に免疫力の低下が起きていますので、まずは新型ころなに限らず、感染症予防が肝要です。そのためにはサステナなどで確実に免疫力をあげて、普段より体調管理に気を配るよう心がけましょう。

今日も一日頑張って行きましょう。

よろしくお願いします。

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