おはようございます。
関東・東海地方は昨日梅雨明けの発表があり、週間天気予報でも連日35℃を上回る猛暑日の予報が並んでいます。梅雨明けとともに、猛暑を通り越して酷暑に警戒が必要なお天気になっています。梅雨明けのこの時期は、まだ体が夏の暑さに十分順応しておらず、急激な温度変化に体温調節や、体調の維持機能がついて行けないことで、熱中症を発症しやすいと言われています。特に高齢者や持病を持つ方たち、そして子供たちは注意が必要です。屋外、室内を問わず、こまめな温度管理と、水分補給を怠らないことが重要です。
さて、今日の話題ですが、トラ・トラ・トラと並べると、ひと昔前に大ヒットした戦争映画のタイトルのようですが、このトラは、暗号文ではなく、アメリカ大統領候補のトランプ氏を意味するトラです。もしトラは、もしもトランプ氏が再選したら、ほぼトラは、トランプ氏再選はほぼ間違いない、確トラは、トランプ氏再選が確実という意味で、11月に決着を迎える、アメリカ大統領選挙の行方を示す用語として、最近メディアで頻繁に使われていますから、皆さんも良くご存じであると思います。
現職のバイデン大統領に対し、挑戦者であるトランプ前大統領ですが、先日の銃撃事件後は、ますますその支持者たちの勢いが増しており、いまや流れは完全にトランプ氏に傾いている意味で、ほぼトラから、もう一段上がって、確トラ、つまりトランプ氏の当選確実になったと言われています。確かに、銃撃事件を境に世論調査の数字もトランプ優勢を伝える結果が増えており、トランプ陣営もその手ごたえと自信を強めているように見えます。一方の民主党バイデン陣営は、バイデン氏の健康問題から、とうとう新型コロナ感染で入院する騒ぎとなり、選挙本番までまだ4カ月あるとは言うものの、明暗がはっきりと分かれてしまった感は否めません。民主党内でも、バイデン氏を大統領候補として適切ではないとする声が過半数に上っているといいますから、身内から見限られた候補に果たしてこの後挽回のチャンスはあるのか、勝ち目はあるのでしょうか。
確トラとなった現在、トランプ新大統領が世界や日本の私たちの暮らしにどのような変化、影響をもたらすのか、真剣に考え、できる準備をすることが非常に大切であると考えます。まずドルと円の為替がどのように影響があるのか、最も気になる点ではあります。これまで多くの専門家の見立てでは、トランプ氏は現状のドル高は是正すべきと言う考えを持っており、ドルが安いほうがアメリカとしては世界に物を売りやすいとして、これで貿易赤字を解消しようとする考え方です。しかし、一方で輸入関税を引き上げて、保護主義的な政策も実施してきた実績がありますから、それが強く働くと輸入物価のさらなる上昇を招き、やはりドル高の方向に向かう圧力を強めることになるとする専門家も多いようです。
また、環境問題も大きな影響がありそうです。トランプ氏は地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定からの離脱を決めた経緯があります。したがって温室効果ガスの排出規制には元来後ろ向きで、今回も石油やガスをもっと掘ろうと呼びかけていますから、原油や天然ガスの供給量が増える結果、ガソリンをはじめ光熱費のコストは安くなる可能性が大きくなります。しかし一方で、環境問題は大きく後退する懸念があり、将来への不安は高まることになりそうです。
私たちのサステナにとっては、やはり為替の動きが一番の関心事であり、この後円安が継続するのか、それとも円高に向かうのか、原料であるミルクをニュージーランドからの輸入に100%依存している現状で、なんとか現在の円安が是正されることを切望しますが、自助努力として、早期に国内の牧場でも免疫ミルク原料の生産を進めて行くことが安定供給の面では最優先で進めるべき課題であると考えています。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

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