No.11 5月24日【金】=ミルクのサイエンス(免疫)=

おはようございます。

今週初めから続けてきたミルクのサイエンスですが、今回で4回目になります。四大栄養素と言われるたんぱく質、炭水化物、脂質、ミネラルのすべてをバランスよく含んでおり、それだけを与えることですべての哺乳動物が子供を健康に成長させることが出来るミルクは、まさに完全食品であり、その他のどんな食品素材にもまねできないオールインワンの絶対的特性を持った特別な食品と言えます。

そして、さらにミルクはその栄養的な価値に加えて、もう一つ大きな役割を担っているというお話をしました。それが生まれたばかりの子供たちの命を病原体などの外敵から守るという役割です。出産を経験された方なら誰しもがご存じの通り、新生児がまず最初に口にするのは、お母さんのミルク、つまり初乳です。この初乳には、母親が持つたくさんの免疫物質が含まれており、これが新生児の身体を病原菌やウイルスの侵入から守っているのです。初乳は特にその免疫物質が多いために、通常のミルクとは区別されていますが、しかし通常のミルクにもやはり免疫物資はずっと含まれてり、離乳するその日まで継続的に子供の命をさまざまな病気から守っているのが母のミルクなのです。これが母子免疫とよばれるしくみなのです。

ミルクは、私たちが生きてゆくために必要な栄養素のほぼすべてをバランス良く含んだ完全食品であると同時に、私たちの命をさまざまな病原体などの外敵から守ってくれる守護神のような役割をも担っている、まさに食品を超えたスーパーフードなのです。そしてのその守護神としての機能は、ミルクに含まれるさまざまな特徴を持った物質によって発揮されていることが分かっています。その最も代表的なものが抗体とよばれるタンパク質の一種で、体外から侵入した病原体と特異的に結合する能力を持ち、抗体に捕獲された病原体は身動きが取れなくなって、その害毒性を発揮できないまますみやかに体外に排出されてしまうというメカニズムです。それ以外にもミルクには数多くの生理活性物質が発見されており、私たちの身体に生来備わっている白血球などの免疫細胞を増やしたり、元気づけたりする作用が確認されています。

ミルク(牛乳や乳製品)には、こうした抗体や生理活性物質が本来たくさん含まれており、栄養を補給するための完全食品であると同時に、身体の健康を守る仕組みを活性化したり制御したりする重要な能力を備えた機能性物質でもあるということです。しかしながら、食品として美味しさや食べやすさ、嗜好性を優先した加工、製造プロセスにおいて、大変残念ですが免疫にかかわる機能や性能はほとんど無力化されてしまっているのが現実です。抗体などの免疫物質にとって最大の敵は、加熱処理と添加物の存在です。抗体は先に述べた通りタンパク質の一種ですから、加熱すると変性(構造が壊れる)し、機能がうしなわれます。またその他の生理活性物質も生産・加工のプロセスで添加物と反応したり、あるいは分離排除されたりするこために、やはり機能が失われてしまうのです。とてももったいない話です。

そこで、私たちはミルクの栄養的価値は出来るだけ損なわないよう配慮しながら、ミルク本来が持つ免疫機能と性能を最優先に、これを保存したまま新たな食品として製品化することを模索してきたのです。それが米国スターリ研究所の最大の功績であり、その技術により世界で初めて製品化されたのが、免疫ミルク(スターリミルク)サステナなのです。母のめぐみとも言うべきミルクの二つの機能、つまり命の成長と存続に必要な栄養成分すべてをワンパッケージで供給する機能、そして命を外敵から守り病気を防ぐ機能、この大切な二つの機能を、どちらも損なうことなく温存し安全で安心な食品(飲み物)として再現したものが免疫ミルクなのです。そしてその技術は世界でも唯一スターリ研究所だけが開発に成功し、230以上の特許をもつオンリーワンの技術であり、製品であるということです。もちろんその目的は、子供たちのためだけでなく、すべての年齢の人々に免疫力を上げてあらゆる病気に備えて頂くためです。

免疫ミルク「サステナ」のありえないほどの稀少価値を少しはご理解いただけたのではと思います。野本亀久雄九大名誉教授をして、「これしかない!」と言わせしめた本物の機能性食品が免疫ミルクなのです。

今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。

よろしくお願いします。

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