NO.2 5月9日【木】=サステナって植物にも効果?=

おはようございます。

昨日は、ワンちゃん猫ちゃんなど、動物へのサステナの影響についてお話ししました。人間より密度の濃い腸内細菌群を持ち、さらに私たちと生活を共有することで、菌の種類も似通ってきていることから、犬や猫のほうがその効果が上がる確率が高く、しかも結果が早いという考察でした。そのため、過去にはペット用の免疫ミルク製品も商品化された経緯があります。

では、動物に対しても効果があるなら、植物はどうだろうという疑問が出てきます。会員の皆さんの中には、ペットは飼っていないけれど家庭で育てている観葉植物や、ベランダの家庭菜園などに飲み終わったサステナの容器にもう一度水を入れて、その水を鉢植えやプランターにまいている方が結構いらっしゃいます。そして皆さん口をそろえて、サステナのゆすいだ水がとても良い肥料になっていると言います。アボガドやミニトマト、アサツキなどは、すごい勢いで背が伸びると言いますし、観葉植物もいつも葉がつややかでしおれないと言います。

正直なところ、植物に関する研究データはスターリ研究所にもほとんどありません。しかしながら、多くの方が経験している以上やはりなにか理由があるだろうといろいろ調べています。専門家の先生によれば、いくつかの可能性が考えられるとのことです。まずは牛乳に含まれるタンパク質やカルシウム、微量栄養素が、植物の成長によい有機肥料として働いているだろうとのことです。これは牛乳を利用した栽培方法もあるくらいなので、かなり有力だと思われます。特にカルシウムは植物の細胞壁を強くする働きがあるそうで、茎や枝がしっかりするためにより高く大きく成長すると言われています。

しかし、サステナはそれだけではないと考えられます。抗体などのいわゆる免疫成分が、単なる栄養補給ではなく、土中にいるさまざまな土壌細菌に働いている可能性があります。田んぼでも畑でも常に肥沃な土壌を保てているのは、土壌細菌が働いてさまざまな栄養素を作り出しているからと言われています。特に重要なのは、窒素、カリウム、そしてリンなどの栄養素を植物が取り入れやすい形で、土中の細菌が提供してくれることで、植物が成長しています。サステナはその大切な土壌細菌群のバランスを整えてくれる働きがあるのかもしれません。

特に窒素は肥料としてはアンモニア(NH3)という形で畑にまくことが多いのですが、肥料や農薬には、やはりケミカルですから医薬品と同じように好まざる副作用があります。つまり害もあるということです。ところが土壌菌がしっかり働くと空気中にたくさんある窒素ガス(大気の8割以上)を植物の利用できる形の化合物に変えてくれる作用があるのです。土壌菌によって空気が安全な肥料になっているというわけです。これは窒素固定細菌と呼ばれる土壌菌群で、肥料や農薬を使わない新しい農業技術としても注目されているシステムです。

この未来農業のシステムが、もしかしたらサステナによって家庭菜園やプランターの中で、図らずも起きているのかもしれません。そう考えるとなんだかワクワクしてきますね。もちろんこれはまだ仮説にすぎないので、きちんと実験などで確認が必要ですが、やはり動物も植物も、生きていくうえで、さまざまな細菌群とさまざまな形で共生関係、あるいは協力関係を持ちながらともに生きているということなのだと思います。そしてその関係をつなぐ絆としてサステナがさまざまな形で私たちの命を支えてくれていると理解しています。まさにこれが野本名誉教授の説かれる生体防御論を基本とする、生活環境科学という考え方なのだと改めて感服します。

今日も一日頑張って行きましょう。

よろしくお願いします。

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