NO.337 3月18日【水】=サブスクの時代=

おはようございます。
サブスクとは、英語の”Subscription”の略で、定額料金を支払うことで商品やサービスを継続的に利用できる仕組みのことを意味する用語です。購入型の「買い取り」とは異なり、利用権を継続的に得る形式で、支払いを停止するとサービスが利用できなくなる場合があります。もともと雑誌や新聞の定期購読から始まりましたが、インターネットの普及により、音楽や動画のストリーミングサービス、電子書籍、ソフトウェアなどのデジタルコンテンツが登場し、近年は食品や日用品の定期配送サービス、カーリースなどもサブスク化しています。サステナを定期購入いただいている会員の皆さまも、サブスクのシステムをご利用いただいているということになります。

先日WBCの話題でもお話したネットフリックス(Netflix)などは、まさにサブスクの力によって大勢の会員を獲得し、150億円とも言われるWBCの放映権を独占することが出来たといえます。こうしたインターネットを通じて配信されるデジタルコンテンツと呼ばれサービスや商品と、サブスクという仕組みは非常に相性が良く、今後もさらに市場は拡大してゆくといわれています。音楽やゲーム、電子書籍や漫画、映画など、コンテンツがどんどん充実しており、定額の負担で見放題、使い放題というのが魅力のひとつになっているといいます。その経済的な優位性は、前回WBCの放映権争奪でもお話した通り、圧倒的な力があります。WBCのみならず、プロボクシングのタイトルマッチや、F1を頂点とするモータースポーツなどは、すでに地上波のテレビ局では放映されず、こうしたサブスクに加入しないと見ることが出来ないことになっています。いずれオリンピックやサッカー、ラグビーのワールドカップなども、サブスク用のコンテンツとして扱われる時代になるかも知れません。

こうした変革は、インターネットの広がりとともに大きなビジネスモデルとして新しい経済を生み出していますが、一方でインターネットがそのプラットフォームになっていることで、新たな問題も生れてきています。「デジタルデバイド(情報格差)」といわれる高齢者層を中心とした格差問題です。大谷翔平選手の出身地である岩手県花巻市に住む72歳の男性の事例がある新聞記事で取り上げられました。「スマートテレビのインターネット設定が自分ではできない」「クレジットカード情報の入力に強い抵抗がある」「機器の接続やアカウント作成を頼める若者が身近にいない」といった切実な理由から、視聴をあきらめる高齢の野球ファンが続出していると報じられました。

テレビとインターネットでは、その情報量は圧倒的に差がつきつつありますが、デジタルデバイドの問題にも見られるように、テレビなど従来のメディアによって日本では深く根付いてきたスポーツなどの視聴文化があります。前回のWBCでは日本国民の4割以上が同時にテレビ画面を見つめ、翌日の職場や学校で興奮を語り合うといった巨大な共有体験が生まれていました。今回は侍ジャパンが準々決勝敗退ということもありましたが、ネットフリックスの普及率は日本では1割にも満たず、こうした国民的共有体験は残念ながら喪失されてしまった感があります。ここは賛否両論あるようですが、日本のスポーツ文化の転換点になるかも知れない大きな変革がいま起きているのだといいます。

今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

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