おはようございます。昨日は、日本とアメリカの多くの市民がテレビ画面にかじりつく一日になったのではと思います。始まりはカナダのトロントからロサンゼルスに戦いの舞台を移した、メジャーリーグのワールドシリーズです。ドジャースもブルージェイズもともに1勝ずつで迎えた第3戦は、まさに歴史に残る記録づくめの戦いになりました。延長18回の末に、フリーマン選手のサヨナラホームランでドジャースが勝利を手繰りよせましたが、終わってみれば6時間半に及ぶ大熱戦で、両チームともほぼすべての選手を使い切りる死闘となりました。最後は、2日前に完投勝利を達成したドジャーズ山本投手も、登板に備えてブルペン入りするなど、両チームが死力を尽くして挑んだ、見ごたえのある好ゲームとなりました。ライブで見ることが出来なかったのは残念ですが、ニュースなどのハイライトでは、大谷選手の2本のホームランや、8回からリリーフ登板した佐々木投手が、9回までなんとか無失点で抑えたシーン、また今期で引退を表明しているカーショー投手が延長12回の2死満塁の場面で登場し、セカンドゴロでピシャリと無失点に抑えたシーン、そして最後は試合を決めたフリーマン選手のサヨナラホームランなど、名場面が満載の試合でした。その間、ずっと球場で手に汗して勝負の行方を見守り続けた観客も、疲れ果てた試合だっただろうと思います。
そしてその試合を日本では、テレビで共に観戦していたというのが、トランプ大統領と高市総理でした。東京で行われた日米首脳会談の開始前に、トランプ氏の控室でワールドシリーズ第三戦の中継を両首脳は談笑しながら見ていたそうです。ちょうど2回にドジャースが先制し1対0でリードしていた場面だったと言います。そしてこのテレビ中継に夢中になり、会談の開始が遅れたとも報じられました。高市総理としても初めての首脳会談が米国トランプ大統領ということで、気合の入るデビュー戦になりましたが、メディアも含めて周囲の評価は上々のようです。トランプ氏も初の女性総理と言ことで、就任直後から好感を持って臨んでおり、まずは無難な滑り出しとなったようです。会談自体は、トランプ氏特有の番狂わせもなく終始和やかな雰囲気で、安倍元総理の話題を通して非常に打ち解けた感を演出していたと思います。
首脳会談後も、トランプ氏専用のヘリコプター「マリーンワン」に同乗し、横須賀基地の原子力空母「ジョージワシントン」に到着しますが、ここで隊員や関係者に対して行なわれたスピーチでも、トランプ氏が高市総理を壇上に誘い一言挨拶を促します。高市氏は、トランプ氏の隣で会場からの拍手に小躍りしながら右手を突き上げて答えていました。最後はトランプ氏が高市氏の手を取り、エスコートしながら退場します。これまで何度も目にしてきたトランプ劇場に日本の総理がそのキャストとして組み込まれてしまった印象を受けました。その後も都内に戻って財界のトップたちとの晩餐会に共に出席しますが、ここでもトランプ氏は40分に及ぶスピーチを披露し、ソフトバンクやトヨタ、東芝、日立といった日本の企業からの米国への投資案件について、それぞれのトップを壇上に招き、握手を交わします。非常に儀礼的ではありましたが、まさにトランプ劇場のクライマックスであったように思います。
こうした日米の首脳、そして経済界も含めトップとの交流が非常にショーアップされた形で、昨日はニュースとして報道され、その内容は日本と米国以外の世界の国々でも流れたと思います。高市外交のスタートとしては、まさに世界に顔を売る機会になったのだろうと思いますが、この日米首脳会談がこれからの日本にとって、そして私たちの生活にとってどのような意味を持つのか、どのような影響を及ぼすのか、この話題明日も皆さんと一緒に考えたいと思います。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

コメント
劇的なドジャースの勝利でした
18回もの試合は、通常の9回を2回も連続して行ったことになります。
大谷選手は全打席塁に出る快挙
延長は全て申告敬遠
相手の気持ちもわかりますが、それしか道がなかったのでしょうね。
日本も阪神対ソフトバンクも熱戦で、どちらも見逃せない試合になってます。
今日も試合観戦楽しみたいと思います