おはようございます。
先週からの続きです。近代医学の発達とともに、感染症に代表される外部からの侵入者によって引き起こされる病気や疾病は、ワクチンや抗生物質の開発と進歩によって、かなりの確率で克服できるようになりました。これは20世紀に人類が達成した大きな医学的功績の一つであると思います。しかしながら、この感染症との戦いは終わったわけではなく、新たな病原菌やウイルスも日々進化し、私たちの命を虎視眈々と狙っている状況は変っていません。ただ、これらの外敵に対する対処方法として抗生剤やワクチンなどの手段を、私たちはすでに持っているので、適応に時間は必要ですが克服する術があるというのは、非常に心強いことです。
ところが21世紀になって、私たちの命を脅かす病気の種類は、明らかに変わってきました。外からの侵入者である病原菌やウイルスより、生活習慣病との名前のとおり、生活習慣の乱れに起因するもの、またがんや自己免疫疾患のように、もともと正常な身体の一部が突如として反乱を起こして病気に至るような、内因性の病気・疾患が主流になってきました。その原因はさまざまですが、こうした病気が私たちの生命を脅かす主役になってきたのは、この100年くらいのことであり、その間の私たちの身体的変化はほとんどなく、やはり環境的な変化が大きいと考えられます。そしてその環境変化の中でも、生きている時間の長さが大きく伸びたことが一番の要因と考えています。
19世紀は人類の平均寿命は50歳ほどだったのが、たった100年と少しで、いまや人生100年時代と言われるようになりました。医学と医療技術の進歩、生活レベルの向上、衛生環境の改善などの要因で、人類の寿命は倍に伸びたと言えます。しかし、その命を営む身体は以前となにも変わっていません。遺伝子レベルでは、まったく同じホモサピエンスでなんら変化はないのです。つまり、病気の種類の変化は、同じ身体で耐用年数を従来の50年からいきなり100年に延ばさなければならなくなったことで、身体のあちこちに経年劣化による故障が起きているというのが、現代の病気や疾患の本質であると考えます。
老化は人種や性別、あるいは社会的地位など関係なく、すべての人に平等にやってきます。しかし、車と同じで、日ごろからメンテナンスを欠かさず丁寧に使ってゆけば、トラブルも減らせますし、最後まで安心して乗り続けることができるのです。では、どのようなメンテナンスを心掛ければよいのか、巷では○○健康法なるメンテナンス方法がいろいろ紹介されています。おそらくどれもそれなりに効果が期待できるものは多いと思いますが、ただ継続してゆくとなるとコスト的な負担、あるいは時間的な制約もあり、なかなか続けられないものもあります。
医学的には、睡眠、運動、そして栄養の3本柱をしっかりと管理すれば、病気になりにくいカラダづくりができると言います。しかし、現代人の社会生活のなかで、この3本柱を守って生活することは簡単ではありません。おそらくこれを実行し継続させるとすれば、仙人のような生活を強いられることになります。さらに言えば、現代社会のストレス(精神的と肉体的)は、3本柱を実行して整えた体調のバランスを簡単に崩してしまいます。
睡眠、運動、栄養のバランスをとることで、病気にかかりにくいカラダづくりができるというのは、結局のところ、免疫力あるいは生体防御力を強化するということなのです。そしてそれこそが、カラダのメンテナンスのもっとも重要な要素であり、これがしっかりと整えば生活習慣病はもちろん、ガンや自己免疫疾患、そして当然感染症に対する抵抗力もアップできるということです。ひと言でいえば、免疫力を整えて保つことが最大のメンテナンスであり、老化防止対策であるということになります。
一日一杯の免疫ミルクを習慣づけることで、それが達成できるならこんな容易いことはありません。人生100年時代だからこそ、私たちは免疫ミルクで日々のメンテナンスを心掛けることが大切であると考えます。
今日も一日サステナ飲んでがんばりましょう。
よろしくお願いします。

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