おはようございます。
11月に入っても日本の南海上で台風が同時に4つも発生するなど、温暖化による異常気象がまだまだ続いていますが、今週に入り今度は急激に温度が下がり12月下旬並みの寒気に日本列島が覆われてしまうという、まるでジェットコースターのような気候の変化を経験しています。気温が一日の中でも10度以上変化し、また数日の間に夏日から真冬の気温まで降下すると、私たちのカラダの温度調節がまったくついて行けずに、体調をくずす大きな原因になっています。特に幼児や高齢者は注意が必要です。体温の管理は主に自律神経によって調節されていますが、ここまで温度変化が大きいとやはり大きなストレスとなり、自律神経系が疲弊しさまざまトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。
そして、こうした体調の乱れをついてさまざまな病原体が私たちのカラダに侵入し、感染症を引き起こす原因になります。新型コロナやインフルエンザがまた感染を広げつつあると報告されていますが、特に子供たちの間ではマイコプラズマ肺炎の感染が広がっており、発熱やせきを伴うため風邪の症状と間違いやすいといわれています。大人に感染すると重症化することもあり、高齢者は特に注意が必要です。
さらにここ最近爆発的に全国的に感染が広がっているのが、手足口病と呼ばれるウイルス感染症です。本来は乳幼児が感染しやすい、子供の夏風邪として知られる手足口病ですが、今年は去年の8倍もの感染者がこれまでに報告されており、10月に入って大人の感染も増えているとのことです。手足口病はコクサッキーウイルスが飛沫や接触によって感染し、その名のとおり手足や口腔粘膜に水疱疹をつくるウイルス感染症です。初期はのどに痛みを訴え発熱もあるので、単なる風邪と思ったり、発疹もあせもだろうと勘違いされるケースもあり、感染を広げてしまう結果につながっていると言います。さらに夏の流行につづき秋にも流行が広がっているのは、この間型の違う2種類のコクサッキーウイルスが発生しているとのことで、一度感染し免疫ができても、繰り返し感染する可能性があるようです。
手足口病も大人が感染するとやはり重症化する危険性があり、髄膜炎、脳炎、心筋炎などの合併症を起こすと命にかかわることになります。有効なワクチンや予防薬がないだけに、注意が必要です。感染防止には手洗い、うがいに加え、タオルを共有しないこと、マスクの着用なども有効ですが、アルコール消毒はあまり効果がないと言います。
いずれにしても、感染症はまず病原体の侵入を防ぐ工夫も必要ですが、たとえ侵入されても発症する前にきちんとカラダの防衛隊が駆除してくれ、病気になりにくい環境を整えておくことが一番です。まさに生体防御力を整えて強化しておくことが最も肝要です。そうすれば、感染を未然に防ぎ、たとえ感染しても敵を排除し元に戻す、つまり自己治癒し回復することができるのです。その最も頼りになる味方が私たちのサステナであることに今一度感謝しましょう。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

コメント