NO.79 10月2日【水】=衆院解散総選挙=

おはようございます。

昨日臨時国会において第102代となる総理大臣に石破茂氏が指名され、石破新内閣が正式に発足しました。先に行われた自民党総裁選挙において、決戦投票の末高市氏に逆転勝利した石破氏は、5度目の挑戦にして、ようやく総理総裁の地位を手にした、まさに不屈の精神の持ち主といえます。石破氏は、かつて水月會という派閥を立ち上げ、当時安倍派の対抗軸として自民党内の存在感を示していましたが、安倍元首相の退任とともに、2021年いち早く派閥を解散していました。

悲願の総理総裁となった石破氏ですが、すでに衆院解散の意向を表明し、今月9日に衆院を解散、15日告示の27日投開票という日程で、総選挙が行われる見通しとなりました。新政権発足から9日間での解散総選挙というのは、記録となるスピード解散で野党からは、国会を軽視した敵前逃亡であるとかなりの反発が出ています。自民党としては、野党側に準備の時間を与えることなく、総裁選での盛り上がり、国民の注目度を維持したまま、総選挙を有利に進めたい考えがあるようです。

しかしながら、自民党内でも総裁選の決選投票の際、高市氏を推したグループとの溝は残っており、内閣人事にもその影響が如実に表れている状況下、挙党態勢で総選挙に臨めるかどうか、また裏金議員の公認問題についても、選挙まで1カ月もないなか、どのように国民の納得できる形でけじめをつけるのか、非常に難しいかじ取りを求められることになりそうです。

一方の野党も、立憲民主党を軸にして、どこまで協力体制を構築し、小選挙区においていかに自民党票を切り崩せるかが焦点となっており、政権交代を掲げる立憲民主党の野田新代表としての手腕が試されることになりそうです。党内分裂もささやかれている自民党で、いまだ実力を堅持している旧派閥の領袖を抑えて、石破新総裁がどこまで党内をまとめ上げ挙党体制をつくれるか、そして対抗する野党は、野田新代表となった立憲民主党を軸に、政権交代ににむけてどこまで共闘体制をつくることが出来るか、まさに時間とかけ引きの勝負が展開される10月になりそうです。

11月の米国大統領選挙を控えて、日本国内は10月決戦となる衆議院の解散総選挙が勃発する運びとなり、にわかに政治の舞台があわただしく動くことになりそうです。私たち国民としては、一連の騒動の引き金ともなった政治と金の問題にきちんとけじめをつけて頂き、そのうえで物価高騰を抑え、日本の経済をより良い方向に導くための大胆な政策を期待すべく、選挙においてその意思を明示して行きましょう。

今日も一日サステナ飲んで頑張りましょう。

よろしくお願いします。

コメント