おはようございます。
9月に入っても、終わりの見えない真夏の暑さが続いていますが、日本の各地でまだまだ35℃を超える猛暑日が連続しており、九州の熊本で38℃、佐賀でも37℃と9月としては観測史上最高の暑さを記録する勢いです。九州のみならず、広島、大阪、京都、名古屋、広く東海地方にかけても、35℃以上の猛暑日が連日のように観測されており、今年の夏はいったいどこまで続くのか、先が読めない異常な気象が日本列島を覆っています。
台風も10号が大きな爪痕を残してゆきましたが、すでに11号、12号、そして今週も13号の発生がマリアナ諸島で観測されており、次第に勢力を増しながら今週末の三連休には日本に最接近するとみられています。予想進路では沖縄方面から中国大陸の方に向かうようですが、また10号のように迷走する可能性も否定できず、十分な警戒が必要です。今年は8月の台風が例年より少なかった分、9月に集中することも予想され、暑さとともに台風による風雨にも要注意です。
世界的に起きている気候の変動現象によって、日本も亜熱帯化していることは、長引く夏の猛暑や、これまでにない台風の挙動や進路、そして各地に繰り返し発生するゲリラ雷雨など、天候の激甚化を見れば、もう疑う余地がないことがわかります。気候変動は、気温の上昇だけでなく、ラニーニャ現象、エルニーニョ現象といった地球規模の気象現象を定常化させ、これにより海流の流れを変えたり、あるいは偏西風のコースを変化させたりと、まさに地球の環境を根本から変えてしまう動きになってきています。日本も昨年から続く海水面温度の極端な上昇により、黒潮や親潮といった海流のコースや時期が変化しています。
こうした変化は、私たちの日々の生活環境を変えてしまうのみならず、食生活にも大きな影響をもたらします。海流が変化して、これまで取れていた魚が取れなくなったり、養殖にも影響があります。また農産物は気候に依存している部分が大きく、さまざまな品種が不作になったり、逆に獲れすぎて市況を混乱させたりという問題も起きています。日本ではあまり起きませんが、海外では暑さと乾燥で森林火災が多発しており、大きな被害が発生しています。
火山活動や地震は、地球の地殻変動によるものですが、こうした活動も少なからずこの温暖化、気候変動と影響しあっているのかもしれません。地球全体が温暖化と連動していると考えるべきなのかもしれません。そしてその元凶を創っているのが私たち人間の活動であることを、いま一度顧みなければならないと思います。CO2の問題にとどまらず、人間の存在自体がいまや地球にとって耐えられない負担、重荷になるつつあるのだと思います。爆発的に増える人口、便利さを追い求めて無制限に消費されるエネルギーや資源、人間の欲望には終わりがありません。
持続可能な(サステナブル)社会をどうつくってゆけばよいのか、一人一人が自分ごととして真剣に考えなければならない時期に来ていると思います。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

コメント