おはようございます。
連日35℃越えが続く関東地方ですが、今年は猛暑日が全国各地で観測され、北海道や東北地方もその例外ではなくなりつつあります。過去にない暑さを記録する地域も多く、こうした地域では対策が不慣れなこともあり、熱中症患者が急増しているようです。やはりこれまでにない気温の変化に体がついて行けず、体調を崩す人々が続出しているようです。
元来人間の身体は、熱帯地方や砂漠地帯でもなんとか生存できる順応性を持っていますから、多少の気候変動には耐えられるだけの体内調節機能があるはずですし、現代は空調機器をはじめ、さまざまに快適な生活空間を提供してくれる設備が整っているのですから、さらに気候変動への耐性は向上していると言えます。しかしながら、これだけ連日のように熱中症や体調不良が増えているのは、おそらく対策を怠ったり、理解が不足していること、あるいは自身の体力への過信などが、影響しているのだろうと思われます。
変化に富んだ四季を持つ温帯に暮らす日本人にとっては、熱帯の気候に対する備えや経験がないため、まるで見知らぬ土地の旅行中に気候に馴染めず体調を崩すようなものなのかも知れません。気温が40℃を超え、ゲリラ豪雨や台風が頻繁に発生している状況は、すでに日本も亜熱帯性の気候になりつつあると考えて間違いないようです。全国的に行われたある調査によれば、日本は亜熱帯化しつつあると実感している人が、全体の85%に上っており、その傾向は沖縄・九州はもとより、北海道や東北でも変わらない結果であったそうです。
亜熱帯化によって気温の上昇のみならず、さまざまな変化が起こっています。台風やゲリラ豪雨の増加にとどまらず、降雪・積雪量の減少、海面水位の上昇、さらに生態系の変化も進んでいます。日本近海でとれる魚の種類や漁獲量が大きく変化しています。また農作物の育成や成長にも大きな影響がみられ、今年は稲の不作により米不足が起き、価格が高騰しています。さらに注意すべきは、生態系の変化はウイルスや細菌を媒介する植物や昆虫、動物の繁殖にも影響を及ぼし、これまでに日本では見られなかった熱帯性の感染症が流行するリスクも高くなります。元来こうした病原体に免疫のない日本人が感染すると、新型コロナのようなパンデミック(感染爆発)を起こす可能性もあり、非常に危険です。
地球温暖化への対策は、日本のみならず世界規模でさまざまな団体や企業がその取り組みを進めていますが、なかなか国際的な目標には届いておらず、さらなる強化が求められています。私たちが日々の生活のなかで、省エネやごみなどの問題を」もっと意識することも大切ではありますが、同時に変化に順応できる体力、免疫力をしっかりとあげて自己防衛能力、生体防御力を高めておくことも、欠かせない対策であると考えます。その意味で、サステナは気候変動対策としても十分にその力を発揮してくれる、頼もしいパートナーと言えます。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

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