おはようございます。
以前に食品の賞味期限と消費期限のお話をしました。賞味期限とは「品質に変化がなく、おいしく食べられる期間」であるのに対し、消費期限は「安全に食べられる期間」と説明されています。一般的に消費期限はお弁当やお惣菜、サンドイッチ、ケーキなどの食品に表示されていることが多く、品質の変化、劣化が比較的早く、傷みやすい食品には消費期限が表示されています。そのため概ね5日から長くても10日程度の表示が多くなります。
これに対して賞味期限は、比較的経時による品質の変化、劣化が少なく、長期に保存が可能な食品が多いと言えます。私たちのサステナも酸化しやすい脂肪分をカットし、乾燥し粉末にすることで製造から2年という賞味期限を設定しています。賞味期限の設定には、製品での保存試験を実施して確認しますが、2年後でも品質に変化がなく、おいしく食べられることを検証しています。実際にはさらに保存試験を継続し、5年後でも品質が規格基準をクリアしていることも確認してますので、安心して召し上がっていただける製品です。
そして今日のテーマである缶詰食品ですが、缶詰の惣菜などは火を使わずそのまま食べられるものが多く、災害などの備えに保存食として買い置くこともあると思います。その場合は災害がなければ、おのずと長期間食品棚の奥に眠ってしまうこともあり、気が付けば賞味期限を過ぎているというケースもよくあることです。そんな場合に廃棄するのか、それともまだ食べられるのか迷うことになります。
缶詰め食品はその特徴として容器が完全密閉されているため、長い賞味期限の設定が可能です。畜産・水産品缶詰でおおよそ3年、果物・野菜缶詰でも2年以上の表示がつけられています。最初に述べた通り、賞味期限は品質に変化なく、おいしく食べられる期間ですが、この期限は多少過ぎてしまっても、食べて問題ないものが多いと考えてよさそうです。缶詰食品は、開封しない限りは密閉性が保たれ、品質の変化、劣化が起きにくいよう工夫されています。一般的には賞味期限表示からさらに2年程度は十分安全に食べることができると言われています。
ただし、缶が破損したり、異常に膨らんでいる、または隙間が空いているなど、密閉性が保たれていない状態は、要注意です。また缶をあけたときに、異臭がする、内容物がドロドロになっている、変色している、カビが生えているなどのケースも、危険ですので食べるのを避けなければなりません。そのあたりは常識的に判断して、心配であればやはり廃棄するのが正しい選択です。
食品の安全性や、フードロス問題など、日々の食生活を取り巻く様々な課題に対して、私たちは正しい知識をもって賢く対処することが求められている時代です。そしてそれがひいては私たちの健康にも直結していることを改めて認識しておきましょう。スマートネス、賢い消費者になることが肝要ですね。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

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