おはようございます。
今年から気象庁が新たに定めた、最高気温が40℃を超える「酷暑日」という新名称ですが、連日のように各地で40℃越えが記録され、全国で5日連続酷暑日が発生するという記録、さらに昨日大分県日田市でも40℃越えが観測され、九州では史上初の酷暑日となりました。気温が上がることで、熱中症による不調を訴える人も急激に増加しています。総務省消防庁の発表によれば、7月19日までの1週間で、熱中症による救急搬送者数は1万人を超えており、発生場所別にみると、屋外より住居内がもっとも件数が多かったといいます。エアコンの適切な使用を含めた、屋内での対策が重要であることが浮き彫りになった形です。
熱中症対策として、エアコンの重要性は当然ではありますが、一方でエアコンは家電の中でも電気の消費量が大きいため、エネルギー価格が高騰している現在、電気代は家計に大きなインパクトを与える要因でもあります。電気代を抑えながら、熱中症を予防し快適に過ごすためにエアコンの賢い使い方を検証してみたいと思います。
まずは「エアコンはつけっぱなしの方が安くなる」という誤解です。SNSでも話題になったようですが、空調大手のダイキンなどが検証実験をしています。確かにエアコンの消費電力は、電源を入れた直後から最大パワーで運転が始まり、設定された温度まで下がるまでに相当な電力を消費します。しかしその後は設定温度を維持するだけなので、わずかな電力しか消費しないことになります。したがって、こまめにつけたり消したりすることは、かえって消費電力が増えてしまうということが起こります。外出したりして部屋を一時的に使わない時など、エアコンを切るタイミングに悩むことになります。当然日中と夜間では外気温の影響が違いますが、メーカーが推奨する目安は、30分だそうです。30分以内であれば、つけっぱなしの方が電力の節約になるが、それ以上の場合は一旦電源を切るようにということです。
もう一つ、よく言われる節約術に、冷房とドライ(除湿)があります。冷房にするよりドライの方が電気代の節約になるといわれていますが、これは概ね正しいのですが例外があります。エアコンの除湿機能には、大きく二つの方式があり、エアコンの機種によって確認が必要です。一般的なのは弱冷房除湿と呼ばれる方式で、水分を取った冷たい空気をそのまま戻す方式ですが、もう一つ再熱除湿という方式は水分を取った冷たい空気を温め直して戻す方式のエアコンもあり、こちらはかえって電気の消費量が上がってしまうというものです。東京電力の調べによると、弱冷房除湿は、通常の冷房に比べて電気の消費は半分以下に抑えられたが、再熱除湿は逆に冷房の1.4倍の電気を消費したといいます。まず自宅のエアコンのドライ機能が、弱冷房除湿なのか、再熱除湿なのかを確認する必要がありますが、ドライ運転でも室温が下がれば、弱冷房除湿と判断してよさそうです。
熱中症は、多くが住居内で発生している事実から、予防対策としてエアコンの活用は必要不可欠です。熱帯夜が続く暑さでは、睡眠不足も体調を崩す原因になります。できればエアコンはつけっぱなしで使用したいところですが、電気代がかさむ心配もあります。節電しながらエアコンをうまく使いこなすには、電源を切るタイミングとドライ運転の活用を覚えることがカギになりそうです。
今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。

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